MetaMoJiは、「生涯の学びを支援する環境」の開発構想と、学びの入口となる学校で利用する「MetaMoJi ClassRoom 3」の新たな学習支援機能を、12月11日に発表した。
同社では「考える力」と「実践する力」とが生涯の学びを支えると捉え、それを支援する環境について各分野の専門家との共同研究や、製品の開発を進めている。具体的には、「実践する力」習得のために小学生向け目標達成手法を研究している。また、「考える力」のなかでも「ことばで考える力」を習得するために「文章力育成」の研究と辞書の開発を進め、「図で考える力」を習得するために「図解」の研究を行っている。
さらに「実践する力」と「考える力」の習得を支えるAIの研究・開発としては、公開されている知識(生成型AI)と専門家の知識(知識型AI)のハイブリッドを目指す。目的に応じて最適なAIをオーケストレーションする環境を開発するとともに、習熟度や学習特性に応じて利用者を導く「教育AI」「学びのAI」を研究する。なお、これら研究内容の詳細や、製品の発売に関する発表は、2026年春を予定している。
研究成果を投入する製品の第1弾として、メジャーリーガーの大谷翔平選手も実践した目標達成手法「原田メソッド」を搭載した「目標達成ノート」を開発している。「目標達成ノート」は、新「MetaMoJi Note」のノートアプリとして個人向けに提供される予定で、詳細は2026年春(予定)に発表される。
「目標達成ノート」は「原田メソッド」を採用し、「オープンウインドウ64」「4観点分析」などを搭載する。また、長期目標達成のロードマップを図解する「夢の設計図」や、候補から自分の考えを深められるAIアシスト、がんばった自分を振り返る「週間ビュー」、モチベーション向上のための「寄り添いAI」を備える。デジタルノートで日々の記録ができ、保護者との豊かなコミュニケーションを可能にする。
そのほか、「実践する力」の基礎となる「習慣」を身につけるための「小学生向け習慣ノート」を、「MetaMoJi ClassRoom 3」の標準機能として、2027年4月から提供する予定。
「小学生向け習慣ノート」は原田隆史氏が監修し、学習だけでなく生活習慣や探究心を育むための習慣も習得できる。学校からの宿題+自己学習を自分のペースで進められ、「メタモジドリル」との連携で習慣化を促進する。また、学習特性(認知特性)にあわせた学習方法のアドバイスもある。さらに、「目標達成ノート」と同様にがんばった自分を振り返る「週間ビュー」、モチベーション向上のための「寄り添いAI」を備える。デジタルノートで日々の記録が可能なほか、保護者とのコミュニケーションが豊かになる。
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