COMPASSは10月30日、小学館集英社プロダクション(ShoPro)と共同開発している小中学校向けの探究学習プログラムの第6弾として、雪印メグミルクと連携したプログラムの提供と、利用申し込み受付を開始した。

COMPASSは学習eポータル+AI型教材「キュビナ」を開発・提供しており、教科学習における知識・技能の習得を中心とする個別最適な学びを公教育向けに提供している。キュビナにより創出された時間で、子どもたちの「未来を創る力」を育むための探究学習を提供したいという思いを創業時より持ち続けている。
COMPASSは「未来を創る力」を育むためには、知識・技能の習得だけでなく、思考・判断・表現力の育成や、学びに向かう力・人間性などの涵養が不可欠であり、探究学習を通じてこれらの力をより一層身につけることができると考えている。これまでも乃村工藝社などと連携し、さまざまな公教育向け探究学習プログラムをShoProと共同で開発してきた。
今回新たに追加された第6弾プログラムは、「総合学習/国語科で学ぶ目標の実現方法を考える探究学習プログラム」である。本プログラムでは、児童生徒が自分の夢や目標を考えるとともに、雪印メグミルクが販売する「6Pチーズ」が70年以上支持されるために継続してきた取り組みを知る。これを通じて、目標達成に向けた行動を自ら設計するプロセスを体験する仕組みとなっている。
対象学年・教科・単元は、「小3社会科:わたしたちのくらしのうつりかわり」「小3/4国語科:相手に伝わるように理由を挙げて話そう/大事な情報をもらさず聞こう(※)」「小4総合学習:自分を振り返り、夢や目標に向けて行動計画を考えよう(※)」「小5国語科:原因と結果に着目して考えよう」「小5~中3総合学習:将来の夢や目標を達成するための行動を考え、これからの生き方につなげよう」で、これらの単元と連動し、思考・判断・表現力を育むプロセスを実践できる探究学習を提供する(※は推奨単元)。
利用申込期間は2025年10月30日から2026年2月28日まで、対象は全国の小中学校の教員で、小学校1年生から中学校3年生までの学年において申し込みが可能。費用は無償で、専用申込フォームで受け付けている。
COMPASSとShoProが提供する公教育向け探究学習プログラムは、教科単元と実社会が紐づくテーマを課題とし、子どもたちが自ら考え、解決策を導く一連のプロセスを通じて、探究に必要な力(思考・判断・表現力、学びに向かう力・人間性)を育む教材である。
主な特徴は以下の3点。
- 教科単元との紐づけ:教科学習での学びが実社会でどのように生きているのかを理解することで、教科学習への取り組み意欲を高め、子どもたちの学びに向かう力を育む。
- 探究に必要な力(思考・判断・表現力)を養う:授業後も探究を継続できるように、思考の深め方やアウトプットの方法などを学ぶ。
- 社会に開かれた学び:実社会とのつながりを学ぶことで、子どもたちの世の中への興味関心や、自分自身の力で人生や社会をよりよくできるという実感を育む。企業パートナーとの連携により、学校・教員向けに無償で提供する。
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