EDUCOMの統合型校務支援システム「C4th」が青森県の小中学校に2026年度より順次導入、学校現場の校務DXを推進

　EDUCOMは、同社が提供する統合型校務支援システム「C4th（シーフォース）」が、青森県の小中学校などにおいて2026年度より順次導入されることを、10月16日に発表した。県全域でのクラウド基盤での校務支援システム構築を実現し、学校現場における校務DXの推進に貢献する。

　これまで、同県内の各自治体はそれぞれ異なる校務支援システムを利用しており、各種帳票の様式が統一されていないことで、児童生徒の進学・転出入時や教員の異動時の情報連携に課題があった。そこで、安全かつ効率的な校務環境を構築するために、県内で統一された仕様の校務支援システムをクラウド基盤で運用する方針を掲げた。これは、文部科学省が推進する次世代の校務支援システムの導入を具体化し、都道府県単位でのクラウド基盤構築とセキュリティ対策を実現するものである。

　C4thは、データ連携やデータ活用を前提とした製品設計により、ダッシュボード機能を用いた教育データの可視化や教育施策への活用を支援する。

　今回の導入により、県内全体のシステムを統一し、校務の効率化を図る。また、クラウド化による運用コストの削減と、災害時にも対応可能な安定した環境を確保する。加えて、セキュリティ対策を強化し、教職員が安心して利用できる環境を提供する。加えて、将来的には学習系システムなど、他社システムとのデータ連携も視野に入れており、校務DXの推進を支援する予定。