COMPASSは、同社が開発・提供する学習eポータル+AI型教材「キュビナ」において、主要機能のひとつである「ワークブック」機能がより直感的かつ利便性の高い操作環境となるようアップデートを実施したことを、9月29日に発表した。

「キュビナ」の「ワークブック」は、AIによって子どもたちの個別最適な学びを支援するとともに、プリントの作成から採点までを端末上で完結できる機能。学校現場においては、授業内演習や家庭学習、朝学習といった、さまざまな場面で活用されている。
今回の「ワークブック」機能におけるアップデートは、より多くの教員に、より多くのシーンで同機能を活用してもらうことによって、業務のさらなる効率化を支援し余白の創出につなげたい、との想いから行われたという。
具体的には、問題選択画面上に問題内容・解答形式・正答・解説といった問題情報が一覧表示されるようになった。問題情報を一覧で俯瞰しつつ出題する問題を選べるため、意図通りのワークブックをより効率的に作成できる。

あわせて、AIによる自動出題パートである確認・復習パートの設定情報において、作成画面を常時掲載から必要時のみ表示するよう変更。よりシンプルな画面構成となり、ワークブック作成時の操作性を向上している。なお、ワークブックの確認・復習パートは通常版のみの機能となっている。

ワークブックの配信状況を一覧で確認できる「配信一覧」と、ワークブックの内容を確かめられる「詳細情報」を、タブで切り替えて表示できるようになった。各画面を再構成・表示する情報をスリム化したことで、より多くの情報をよりスムーズに確認できる。

さらに、作成画面に「保存して配信に進む」ボタンを新設した。作成画面から配信設定画面へ直接の移動が可能になり、ワークブックの作成から配信までをよりスムーズに行うことができるようになった。

そのほかのアップデートとしては、学習開始画面のURLをコピーする機能が新たに追加された。コピーしたURLは、協働学習ツール上などでリンクとして共有可能になり、子どもたちへよりスムーズに学習内容を指示できるようになっている。

また、教員が事前に準備をする必要がなく、短時間で1学期範囲の重要ポイントを復習可能な「秋の5分間ドリル」の配信を開始し、学年・教科ごとに1回5分で解けるボリュームの問題セットを用意する。子どもたちのホーム画面からすぐに取り組めるので、予定内容が終わった後の授業時間、教員不在時の自習時間といった、急な空き時間でもすぐに使える。

なお、10月2日・6日・10日・14日・16日・22日・30日の15時45分〜16時30分には、「キュビナ」の導入を検討している教員を対象にしたオンライン体験会が開催される。体験会では使い方を紹介するほか、「キュビナ」の機能・コンテンツを厳選した「キュビナ スターター版」の操作性を実際に試せるようになっている。なお、参加にあたっては参加回の前日までの申し込みが必要となる。
「キュビナ スターター版」は、小学1年生〜中学3年生の5教科における学習指導要領単元をカバーするAI型教材。すべての教科が、高精度なAIによる個別最適な出題の対象となっており、教科書ごとの目次に対応しているので利用の教科書と同じ章名、並び順での学習が可能。さらに、漢字と英単語(中学校)の問題は教科書の学習順に合わせて出題される。
手書き入力だけでなく、作図ツールやスピーキングといった教科・問題に応じた解答方式で出題されるほか、教員向けの管理ツールに搭載されたダッシュボードで、児童生徒・クラス・学校の学習データをひと目で把握できる。
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