モノグサは、東京学芸大学と共同で実施した、小学生の漢字の学習方法(教員の説明・学習アプリ・紙のドリル)に関する調査の結果を9月29日に発表した。調査対象は、モノグサが提供する記憶のプラットフォーム「Monoxer(モノグサ)」を学校で導入している小学生となっている。
同調査は、2023年9月よりモノグサと東京学芸大が共同で発足した「学習DX研究会」の一環として行われた。また、9月28日に開催された「日本教育工学会(JSET)2025年秋季全国大会」において、研究成果として発表されている。
調査対象者に、東京学芸大学の高橋純教授・登本洋子准教授が提示した「漢字学習において必要な学習項目」のうち、どの学習項目においてどの学習方法がもっとも役に立ったかを選んでもらったところ、以下のような結果となった。

「教員の説明」がもっとも役立つと感じた学習項目のうち、評価が1位となったのは「意味の学習」で、「漢字を含む慣用句やことわざの学習」がそれに続いている。

学習アプリである「Monoxer」がもっとも役立つと感じた学習項目では、「何回学習したか」「どのくらいの時間学習したか」といった学習管理に関する項目が高く評価された。「あっているか、間違っているか、早く丸をつける」や「自分が間違いやすい問題」といった正誤認識、「自分に合った問題を繰り返し学習する」や「間違えた漢字を繰り返し学習する」といった反復学習も高く評価されている。

紙のドリルがもっとも役立つと感じた学習項目としては、「とめ・はね・はらいの学習」の評価が1位となり、「送り仮名」や「部首」の学習がそれに続いた。

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