学研ホールディングスとアイクシーは、上智大学などを運営する上智学院と、急速に進展するDXや深刻化する高度人材の不足といった社会課題に対応するため、6月1日付で3年間の連携協定を締結した。
同協定は、産学が連携してデータサイエンスやAI、教育分野における実践的な人材育成を推進し、学術界と産業界の橋渡しを強化することを目的としている。特に、教育現場と企業現場の知見を融合させることで、次世代を担う人材の育成と、地域・社会全体のイノベーション創出に貢献することを目指す。今後、教育・研究・人材育成・地域貢献など多岐にわたる分野で協力を深め、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを加速していく。
連携に基づく取り組みのひとつとして、2025年秋学期に、上智大学大学院応用データサイエンス学位プログラムにおいて、寄附講座「学研の実例に学ぶビジネスマーケティング論」を開講する。
同講座は、人とAIの協働を通じた社会課題の解決に取り組むアイクシーによる理論編と、学研ホールディングスの事業会社(出版、塾、医療福祉など)から実務家を呼んだ実論編で構成される。社会課題解決に向けて挑戦を続ける学研グループのイノベーション実例を通じて、ビジネスのニーズとシーズの関係を考察し、新たな価値を創造できる人材の育成を目指す。
講座の詳細は次図のとおり。

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