Study Valleyとテレビ宮崎は、宮崎県の探究教育を支える新たなリソースとして、「ひなた探究資料集」を8月26日に公開した。ひなた探究資料集は、生徒を始め、宮崎県内外の教員や教育関係者が、探究学習の最新事例や資料を簡単に閲覧できるオンライン資料集である。

「ひなた探究」は、宮崎県内の高校生が地元企業が実際に抱えるビジネス課題や社会課題に取り組むプロジェクト。地域企業が提供する「活きた課題」がICT教材として授業に組み込まれ、生徒は学校の枠を超えて社会とつながる学びを実践できる。
さらに、成果発表会や出張授業などのイベントを通じて、学校・企業・地域が立体的に連携する場が広がっている。探究学習プラットフォーム「TimeTact」によって教員・生徒・企業の負担も軽減され、持続可能な協働を推進するとともに、「じもと大人図鑑」によって地域で活躍する大人のリアルな姿を届けている。
同資料集では、これまでの探究学習実践例やリソースを一元化し、教員や生徒が容易にアクセス・活用できるように設計した。具体的には、「授業設計の参考となる教材や課題例の紹介」「成果発表やイベントの案内・記録」「地域企業との連携モデルや利用ガイド」「身近な企業の課題を集めた多様なプロジェクトの紹介」などを収録している。
また、ひなた探究資料集の公開にあわせて、中学生を対象とした企業連携プロジェクトも同資料集上で公開した。地域企業が提示するリアルな課題やプロジェクトの内容(探究テキスト等)を公開しており、中学生がどのように社会課題をテーマとして探究できるのかを具体的に知ることができる。これにより、中高一貫の探究学習支援や、企業と教育現場との新たな連携モデルの参考として活用できる。
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