NTTドコモ モバイル社会研究所は、全国の15〜69歳の男女を対象に実施した、「2025年 生成AI利用意識・行動調査」の結果を8月4日に発表した。同調査は2月に行われ、7527件の有効回答を得ている。
調査対象者のうち、生成AIについて「詳しく知っている(人に説明できるレベル)」または「ある程度知っている」と答えた人(3551名)に、生成AIに対する不安度を4件法(不安を感じている〜不安を感じていない)で尋ねたところ、「不安を感じている」と「やや不安を感じている」を合わせた割合は29%となった。「期待している」と「やや期待している」を合わせた割合よりも4ポイント低い。

すべての調査対象者に、生成AIに対する不安度について尋ねた回答を性年代別でみると、若年層や男性が「不安を感じている」や「やや不安を感じている」の割合が高い傾向がみられ、とりわけ10代では半数超に達している。一方、60代の女性は「不安を感じている」や「やや不安を感じている」の割合がもっとも低く20%に留まった。

生成AIに「不安を感じている」または「やや不安を感じている」と答えた人に、生成AIに不安を感じていることを尋ねた質問(複数回答)では、「フェイクコンテンツが出回りそう」(61%)がもっとも多く、以下「思考力低下や学力低下を及ぼしそう」(48%)、「情報漏洩のリスクがありそう」(45%)が続いている。性年代別でみると、男女とも中高年層は生成AIに不安を感じている人が多かった。

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