NTTドコモの運営するモバイル社会研究所は、全国の15〜69歳の男女を対象に実施した、生成AI利用意識・行動調査の結果を、5月12日に発表した。同調査は、2月に行われている。
調査対象者の3551名に、生成AIの認知時期を尋ねたところ、「ChatGPT」がリリースされた翌年である2023年、翌々年である2024年がもっとも多く、2023年・2024年ともに36%となった。性年代別でみると、どの年代でも男性が2021年以前〜2023年にかけて知った割合が高く、ピーク(2023年)は女性よりも1年早い傾向がみられる。また、男性の方が認知率が高い傾向にある。

生成AIの認知時期を職業別で比較すると、多くの職業において知った時期のピークは、「ChatGPT」がリリースされた翌年である2023年だった。「パート・アルバイト」「高校生」「専業主婦・主夫」は、認知時期のピークが1年遅く、2024年であることが明らかになっている。

7527名の対象者について職業別の生成AIの認知率をみると、知っている割合が最も高いのは「高校生」(77%)が最多となり、「専門学校生・短大生・大学生・大学院生」(74%)、「教職員」(65%)がそれに続いた。一方、知っている割合がもっとも低いのは「専業主婦・主夫」(30%)となっている。

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