東京工科大学、日本工学院専門学校、日本工学院八王子専門学校、日本工学院北海道専門学校などを運営する片柳学園は、北海道との包括連携協定を5月8日に締結した。同学園が都道府県と包括連携協定を締結するのは初めてとなる。
同日、北海道の鈴木直道知事、同学園の千葉茂理事長らの出席のもと、北海道庁にて締結式が行われた。

両者は、本協定に基づき就職支援、産学官連携、人材育成、観光支援など各分野での取り組みを協働で実施していく。北海道は、公共サービスの充実を図っていくため民間のノウハウ、アイデアの提供を受け官民一体となった協働を積極的に推進しており、安全で安⼼して心豊かに住み続けられる地域社会の形成を目指す。同学園は、現代社会に即応し広く社会に貢献しうる国際性・創造性豊かな人材育成を通じて、地域活性化などに貢献していく。また、登別市の日本工学院北海道専門学校内に同市と連携して2021年に開設されたサテライトオフィス用施設「en(エン)」を同知事が視察するなど、これまでも交流を行ってきた。
協定の対象校は、東京工科大学、日本工学院専門学校、日本工学院八王子専門学校、日本工学院北海道専門学校。詳しい協定内容は以下の通り。
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就職支援に関する事項
- 北海道内における労働力人口増加の実現につながる取組
- 職業理解促進に向けた学びの提供
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産学官連携の推進に関する事項
- デザインを活かした産学官連携の推進
- 道内におけるマンガやアニメなどメディア芸術・文化の啓蒙・促進
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人材育成に関する事項
- 高度情報技術分野など北海道における企業
- 行政と連携した質の高い学生の育成
- 優れた芸術性や創造性を持つクリエイターの発掘・育成
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観光支援に関する事項
- ホテル、観光人材の育成
- 道内観光地でのガイド・支援
- その他両者が必要と認める事項
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