武蔵野大学アントレプレナーシップ学部(以下、武蔵野EMC)と、ウォンテッドリーは、4月29日に相互に連携・協力することに合意し「アントレプレナーシップ教育に関する協定」を締結した。

アントレプレナーシップ(起業家精神)とは、高い志と倫理観に基づき、失敗を恐れずに踏み出し、新たな価値を見いだし、創造していくマインドを指す。武蔵野EMCは、国内唯一のアントレプレナーシップ学部として2021年4月に開設し、アントレプレナーシップを持つ人材の育成に努めてきた。また、社会でいち早くビジネスを経験できるインターンシッププログラムへの参加を推奨しており、所定の基準を満たすインターンシップについては単位認定も行っている。
ウォンテッドリーは、「究極の適材適所により、シゴトでココロオドルひとをふやす」をミッションに掲げ、あらゆる人が仕事に没頭し成果を上げ、その結果成長を実感できるような社会を目指し、究極の適材適所を実現するビジネスSNS「Wantedly」を提供している。
両者は2024年秋から交流をスタートし、同年12月には武蔵野EMCの1年生(現2年生)を対象に、Wantedlyプロフィール作成講座を開催。同イベントでは、インターンシップのエントリーや就職活動におけるプロフィール作成の重要性を伝え、学生たちが実際にプロフィールを作成した。参加した学生からは「キャリアを整理できた」「インターン探しに役立つ」「プロフィールを見た企業から連絡が来た」といった声が寄せられた。これらの取り組みを経て、今回の連携協定を締結する運びとなった。

同協定は、4月29日から2026年3月31日までとし、以降は双方の解約意思がない限り自動更新される。連携協力事項は次のとおり。
- 武蔵野EMCの学生への、自己アピールに関するノウハウの提供やイベントなどの開催への協力
- 武蔵野EMCの学生が卒業したあとの、社会活躍のためのノウハウの提供やイベントなど開催への協力
- その他、有益と考えられる事業への協力
また、連携の第1弾として、5月30日にWantedlyプロフィールの作成講座を実施する。ウォンテッドリーのスタッフが、学生に向けてプロフィールの基本的な作成方法を紹介するほか、自己分析のワークショップを実施する予定。
さらに、6月6日には、合同で長期インターンシップのマッチングイベントを行う。企業が学生に向けて自社の紹介を行うほか、企業と学生の交流会を開催予定。イベントを通じて、双方が興味を持った場合は、Wantedlyを経由して後日改めて面談や選考を実施し、インターンの実施が決定する。
Wantedlyプロフィールの作成講座、長期インターンのマッチングイベントは、どちらも武蔵野EMCの授業内での実施を予定している。
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