オンワードコーポレートデザインは、東京農業大学 第三高等学校(東農大三高)の視聴覚室を、学生の主体的な学習を支援する空間となるラーニング・コモンズへとリニューアルする空間づくりを行ったことを、5月9日に発表した。

ラーニング・コモンズは、一般的に授業の課題や各自の主体的な取り組みに代表される、仲間と話し合いつつ学習が可能な学び合いの場を意味する。近年は、アクティブラーニングの義務化にともなって需要が高まっている。
今回、東農大三高に設けられたラーニング・コモンズは、生徒が自由に集まって行うグループ学習や自習、友だちとのコミュニケーションといった幅広い用途での使用を目指しており、目的に応じて木目調を基本にしたカフェのようなリラックスできる空間設計を行った。東農大三高のイメージカラーであるグリーンをアクセントに使用し、机や椅子を動かすことでさまざまなコミュニケーションの在り方への対応を可能にすべく、空間の可変性を高めている。




今回のリニューアルで廃棄対象となった前の教室のカーテンは、捨てずにラーニング・コモンズの室名サインへアップサイクルされた。東農大三高オリジナルのラーニング・コモンズとして、生徒が気軽に集まれる学校生活の中心的な空間になるようにという想いを込めて、同校のマスコットであるコアラとラウンジを掛け合わせて「コアラウンジ(CORE LOUNGE)」と名付けられている。

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