すららネットは、同社が提供する「すららドリル」が、4月から愛媛県宇和島市の公立小中学校で導入されたことを、5月1日に発表した。同市の小中学生約4000名の児童生徒が、すららドリルの利用を開始している。

宇和島市では、「個に応じた学び」や「ICTの活用による教育の質の向上」を重要施策として掲げ、教育環境の整備に積極的に取り組んでいる。今回導入されるすららドリルは、こうした同市の教育ビジョンと高い親和性を持ち、児童生徒一人ひとりに最適な学習機会を提供するツールとして期待されている。
すららドリルは、20万問以上のドリル問題を有し、その中からAIが個々の理解度に応じた最適な問題を自動で出題するツール。さらに、弱点診断機能や単元アニメーションレクチャー機能を備えており、ただ問題を解くだけで終わらせず、児童生徒の確実な理解と学力定着をサポートする。こうした自分に合った学習の積み重ねによって、「わかった」「できた」の成功体験を日々感じられることが、児童生徒の自信や自己肯定感を高めていく。また、自分自身で課題の進捗状況を確認しながら学習を進められる仕組みにより、計画的・主体的に取り組む力の育成にもつながる。
教員にとっても、すららドリルの導入は支援となる。課題の配信や丸付け、進捗管理といった業務の負担が軽減されることで、教材研究や児童生徒への個別対応により多くの時間を充てることが可能になる。学習管理画面に蓄積されたデータをもとに、一人ひとりに合わせた最適な声がけや指導も実現できるなど、教育の質の向上にも寄与する。
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