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EdTechZineオンラインセミナーは、ICTで変わりつつある教育のさまざまな課題や動向にフォーカスし、最新情報をお届けしているWebメディア「EdTechZine(エドテックジン)」が主催する読者向けイベントです。現場の最前線で活躍されているゲストの方をお招きし、日々の教育実践のヒントとなるような内容を、講演とディスカッションを通してお伝えしていきます。

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ニュース

「muute for school」が「探究・校務改革支援補助金2025」に採択、4月17日、22日、23日に説明会を実施

 ミッドナイトブレックファストは、同社が開発・運営するAIジャーナリングアプリ「muute(ミュート)」の学校向けサービス「muute for school(および探究学習プログラム)」の利活用を推進するため、経済産業省が実施する「探究・校務改革支援補助金2025」の対象事業者として、4月8日に採択されたことを発表した。

 なお、同申請はSDGs探究教材「クリティカル」、ソーシャルアントレプレナーシッププログラム「ARISE」との共同申請であり、同補助金の対象期間中はmuute for school、クリティカル、ARISEを無償で利用できる。

 muute for schoolは、生徒が自分と向き合い感じていることや思っていることをありのままに書き出す「書く瞑想=ジャーナリング(メンタル・セルフケア/マインドフルネスの手法のひとつ)」が行える生徒向けアプリと、教員が生徒の感情や思考の傾向を見ることができる教員向けWebツールの両方を提供するサービス。

 生徒向けアプリでは独自開発のAIが、書かれた内容やそれに関連する感情や思考を分析し、フィードバックを行うことで、自己の感情や思考、行動を客観的に振り返ることができる。生徒が日々の学校生活のなかでmuute for schoolを活用することで、感情の言語化や振り返りを行い、自己の感情の揺れ動きや思考パターン、価値観などを発見することができ、探究学習の基礎となる自己理解力を促進するツールとなる。

 教員向けWebツールでは、クラスやチームなどのグループ全体が本心ではどのような感情や思考を多く考えているか、また、その時系列での推移などを見て、生徒の状態を理解し、コミュニケーションや運営を改善することができる。生徒・教員それぞれの機能を活用することで、学校現場での効率化および省力化を実現し、さらには教育現場の質の向上に寄与する。

 muute for school 探究学習プログラムは、自己理解の探究をメインコンセプトに据えた、生涯を通じて自分らしく生きていくための土壌を形成する探究学習支援プログラム。ジャーナリングや哲学対話などを通して、生徒が自分の感情や思考を見つめ直し、理解を深めることを目指している。同プログラムでは、次の3つのテーマに沿って、自己と他者を深く探究する時間を提供する。

1. 自己理解 - 感情 -

 自分の抱える感情とその傾向や背景に気づき、これまでと異なる捉え方や対処の仕方を学ぶ。

2. 自己理解 - 思考 -

 無意識に判断基準となっていた価値観を言語化することで、思考のパターンに気づき、よりよい選択をする方法を学ぶ。

3. 他者理解

 正解のない問いについて他者と対話を重ねることで、柔軟かつ多面的な思考力を養う。

 また、探究の質をより高めるために、以下の3つの工夫を取り入れている。

1. 自己理解を中心にしたカリキュラム

 自分の特性や強みを認識し、未来への指針を築くための基盤を作ることによって、生徒が自分らしく主体的に学ぶ姿勢を養う。

2. 日常の枠を超えたトピックとの出会い

 普段考えたことのない視点や経験したことのない領域に触れることで、多角的に自己の内面を見つめ直し、創造力を育むきっかけになる。

3. 洞察を導く問いかけで「思考の深さ」を追求

 探究の過程で適切な問いかけを行うことで、知識の習得にとどまらず、自ら気づきを得て、新たな行動や価値観の変化を支援する。

 探究・校務改革支援補助金は、「ICTなどを活用した探究・校務改革支援サービスの導入を通じて、教職員の業務負担の軽減を図りながら探究的な学びの高度化を図るべく、探究・校務改革支援サービスの導入を行う事業者に対して事業費などに要する経費の一部を補助」する事業。探究高度化・校務削減のサービス事業者が補助金の申請者となり、学校など設置者および教育機関などと連携し、サービスの導入促進を図る。

 同補助金導入までのステップとして、現在「学校単位での補助金交付申請の実施」を受け付けている。補助金の交付は、各学校からの申請内容に基づき審査のうえで決定される。申請が予算上限を超えた場合など、交付が見送られる場合もある。また、応募多数の場合、同社で対応可能な学校数に限りがあるため、状況を確認のうえ順次案内がある。スケジュールは次のとおり。

  • 補助金交付申請締め切り:4月17日(第1次)・5月8日(最終)
  • 交付決定:4月下旬予定(初回)※以降順次
  • サービス利用可能期間:交付決定日~2026年3月31日を予定

「muute for school(および探究学習プログラム)」「クリティカル」「ARISE」の合同説明会

 補助金の対象となった3つのサービスに関する合同説明会が実施される。開催日時は、4月17日、22日、23日の12〜13時で、オンラインにて行われる。導入を検討している小学校・中学校・高等学校および教育委員会などの自治体に向けて、同補助金の概要などが説明される。参加にはフォームから事前申し込みが必要。

 説明会の内容は以下のとおり。

  • 探究・校務改革支援補助金制度の説明
  • AIジャーナリングアプリmuute for school(および探究学習プログラム)の紹介・活用事例・学習効果の共有
  • SDGs探究教材クリティカル、ソーシャルアントレプレナーシッププログラムARISEの教材紹介・活用事例・学習効果の共有
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https://edtechzine.jp/article/detail/12369 2025/04/11 16:15

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