理想科学工業は、小学1年生から6年生までの9教科(国語・算数・理科・社会・図工・家庭科・生活・音楽・総合)54種類の教材が用意されたデジタル教材「デジパル」の提供を4月18日に開始する。価格はオープン。

「デジパル」は、教員のアイデアを元に開発されたデジタル教材。子どもたちに、友だちのように思ってもらえるサービスでありたいとの願いを込めて、「デジタル」と「パル(友だち、仲間、なかよし)」を組み合わせて名付けられた。
同製品は、単元計画、ガイドブック、ヘルプ動画、ワークシート、教材マニュアルといったコンテンツとプログラミング教材を、「授業パッケージ」として1つにまとめて提供する。教員は、ICTを活用した授業の準備と授業の中ですぐに使える。

「授業パッケージ」は、小学1年生〜6年生の国語・算数・理科・社会・図工・家庭科・生活・音楽・総合という9教科54種類を用意し、教材は今後も追加を予定している。

プログラミング教材は、Scratchをベースに学年と教科に応じた使いやすいブロックを開発した。標準のScratchと比較して少ないブロックでプログラムを実行でき、低学年でもわかりやすい工夫を盛り込んでいる。

対応OSはWindows、iPadOS、ChromeOSで、セキュリティーサポートされているバージョンに限る。推奨ブラウザは、Microsoft Edge、Google Chrome、Safariで、対応OS向けの最新バージョンに限る。対応言語は、日本語(漢字、ひらがな)、英語、中国語(簡体字)、中国語(繁体字)となっている。
「デジパル」の開発にあたっては、2021年から全国14自治体25校(小学校24校、中学校1校)で実証授業を実施した。同実証では、教員から「授業計画の負担が少なかった」「また使いたい」と高く評価され、児童生徒からも「理解できた」「楽しい」といった声が寄せられた。
同社は「NEW EDUCATION EXPO 2025」に出展し、「デジパル」の操作感や「授業パッケージ」を確認できるようになっている。東京は6月5日~7日で、会場は東京ファッションタウン(東京都江東区)、大阪は6月13日~14日で会場は大阪マーチャンダイズ・マート(大阪府大阪市)。時間はいずれも9時30分~18時。
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