アーシャルデザインは、千葉県印西市教育委員会より部活動地域移行運営業務委託を受託し、4月から市内中学校に向けての部活動地域移行運営に関する事業を受託したことを、3月27日に発表した。

同社が運営する、部活動支援事業/アスリート派遣人材シェアリングサービス「AthleteBox(アスリートボックス)」は、2023年度から文部科学省・スポーツ庁の地域連携・地域クラブ活動への移行に向けた指導員の派遣や事務局運営委託を行っている。「AthleteBox」では、部活動支援事業のほか、アスリートの派遣や運動促進事業の受託、部活動指導員求人サイトの運営、指導員の研修会運営なども開始し、サービスの多様化を図っている。
部活動指導は教員にとって負担が大きく、長時間労働の要因のひとつになっている。また、専門外の教員が顧問につかざるを得ない部活動では、生徒にとって満足度の高くない運営になってしまうことも実情と言える。
同事業では「AthleteBox」が保有する部活指導員のネットワークを活用し、「部活動」から「地域クラブ」としての活動移行を支援する。教員の負担を少しでも軽減するとともに、生徒にとっても満足度の高いスポーツ、文化活動ができる環境確保を目指す。
教員の働き方改革に向けてはさまざまな要因があり、解決には時間がかかる。しかし、学校教育、部活動の重要性は高いと考えており、スポーツコンテンツを駆使して社会課題を解決していく「スポーツライフハックカンパニー」として、この問題は優先的に解決すべき課題であると同社は認識している。全国の自治体や学校に人材サービスや部活動運営のノウハウを提供し、教員の負担軽減を図るとともに、すべての子どもたちの新たな可能性を広げられるような社会の実現を目指す。
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