横浜市は、「令和7年度実施 横浜市公立学校教員採用候補者選考試験」のおもな変更点について、2月14日に発表した。
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「SPI3」は、民間企業をはじめ横浜市職員を含む公務員試験でも幅広く導入されている。今回の選考試験では第一次試験として新たに「SPI3」を導入することで、とりわけ、教員免許を取得済みで他業種からの転職を検討している人や、他業種との併願を検討している人に対し、採用の間口を広げて受験機会を増やすことを目的としている。
新たに実施される「横浜市公立学校教員採用候補者選考試験【春チャレンジ選考試験】」では、小学校の教員約50名を募集する。Webページや区役所などで2月25日〜3月17日の期間に受験案内が公表・配布され、2月25日〜3月17日17時の期間に申し込みを受け付ける。「SPI3」を採用した第一次試験は4月2日〜15日の実施で、第一次の合格発表は4月30日。模擬授業と個人面接による第二次試験は5月24日または25日に行われ、最終合格発表は6月中旬となる。
例年通りの日程で実施される「横浜市公立学校教員採用候補者選考試験」は、4月7日〜5月12日の期間に受験案内がWebページや区役所などで公表・配布され、4月9日〜5月12日17時の期間に申し込みを受け付ける。第一次試験は7月6日、第二次試験は8月上旬〜9月中旬のうちの1日で、最終合格発表は10月中旬を予定している。なお「横浜市公立学校教員採用候補者選考試験【春チャレンジ選考試験】」の第一次試験に不合格だった人も、「横浜市公立学校教員採用候補者選考試験」に申し込める。
そのほか、一定の継続勤務年数がある教職経験者は、第一次試験における「指導案」が免除される。また、一定の社会人経験者および国際貢献活動経験者、スポーツなどで秀でた実績を有する人を対象にした特別選考では、第一次試験が「指導案」から「教科専門試験」へ変更され、一般教養・教職専門試験は免除される。
さらに、第一次試験として大阪会場を選択できる選考区分を、第一次試験免除者のすべてに拡大するなど、さまざまな変更が行われることが発表された。
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