みんがくは、中部大学の樋口万太郎准教授と共同で算数における生成AI活用に関する研究を開始することを2月17日に発表した。
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急速に進化するAI技術は、教育分野にも大きな変革をもたらしている。特に、生成AIには児童生徒一人ひとりのニーズに応じたパーソナライズされた学習体験を提供できる可能性があるが、教員がこの技術を効果的に活用するためには、十分なリテラシーとスキルが必要となる。
また、算数指導においては、児童の成長段階に適した柔軟な教材の開発が求められている。
このような背景を受け、両者は教育現場における生成AI活用の可能性を探るための共同研究を開始した。教員向けの研修パッケージ開発と算数指導用の生成AIコンテンツの開発を通じて、AIが教育現場でどのように役立つかを具体的に示していく。
同研究は、以下の2つのプロジェクトを中心に展開される。
教員向け研修パッケージの開発
みんがくが提供する生成AI活用教育特化アプリ作成プラットフォーム「スクールAI」を活用し、教員の生成AIに関するリテラシー向上を目的とした研修パッケージを開発する。これにより、教員が生成AI技術を教育現場で効果的に活用し、児童生徒一人ひとりの学びを支援するためのスキルを身につけることが期待される。教員自身も個別最適な学び・協働的な学びを実践できる環境を整えることで、より柔軟で創造的な教育が可能となる。
算数の授業支援生成AIコンテンツの研究・開発
算数教育の専門家である樋口万太郎准教授の知見を活かし、生成AIを活用した新たな算数の授業支援コンテンツの研究・開発に取り組む。児童の発達段階に応じたカスタマイズされたコンテンツを提供することで、算数指導の質を向上させ、より効果的な教育を目指す。
今後、両者は共同研究の成果を基に、教育機関や学校に向けて生成AIを活用した研修パッケージや算数指導支援コンテンツを提供していく予定。
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