チエルは、学校内のID管理サーバを統合して、ID/パスワードといったユーザー情報を一元管理する「ExtraConsole ID Manager」を、2月にバージョンアップした。
「ExtraConsole ID Manager」は、ActiveDirectoryをはじめとするさまざまなシステムのID管理を統合して、集中管理を可能にするソフトウェア。
拡大傾向が続くセキュリティリスクへの対策には、多要素認証やアカウントライフサイクルの適切な管理が必要となるが、定期的に多くの学生が入れ替わる大学などの組織では、常にアカウントの管理が煩雑になってしまう懸念がある。そのような事態でも、システム管理者が多大な労力を投じることなく、適切かつ的確にアカウントを管理できるように、今回のバージョンアップが実施された。
具体的には、ID管理システムでよくみられる複雑なインターフェースや専門知識を必要とする表記をなくして、システム管理者以外でもわかりやすいインターフェースへの改善を行った。各種設定の更新管理がGUIで対応可能となり、操作性が飛躍的に向上している。
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あわせて、エージェント側からサーバ側に取りに行く構成とすることで、ネットワークや連携先システムの状態に左右されることなく、確実かつ安全に配信できるようになった。また、エージェント側からサーバ側への通信を、PULL型かつHTTPSにすることによって、連携先システムのサーバと同一セグメントに置く必要がなくなっている。
さらに、アカウント単位で過去どのような更新があったかについて、GUIで確かめられる機能を搭載。テキストベースのログをたどって確認する必要がなくなり、正確なユーザーアカウントの更新管理が可能になった。
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そのほか、各連携先システムへの配信可否を配信ログ機能で確認できるようになるとともに、万が一配信に失敗している場合は、簡単な操作での再配信の実行が可能になっている。
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