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EdTechZineオンラインセミナーは、ICTで変わりつつある教育のさまざまな課題や動向にフォーカスし、最新情報をお届けしているWebメディア「EdTechZine(エドテックジン)」が主催する読者向けイベントです。現場の最前線で活躍されているゲストの方をお招きし、日々の教育実践のヒントとなるような内容を、講演とディスカッションを通してお伝えしていきます。

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GIGAスクール構想時代における学級担任のススメ

「Google Classroom」の課題評価で役立つルーブリックとは? 予定を共有する方法も解説

GIGAスクール構想時代における学級担任のススメ 第11回

【解説】Google Classroomにおけるルーブリックの作り方

 Classroomでは、課題の作成時にタイトルを入力したタイミングで「+ルーブリック」というボタンが押せるようになり、ルーブリックの作成ができます。

ルーブリックの作成画面 ルーブリックの作成画面
ルーブリックの作成画面

 ルーブリックが作成された状態で課題を出すと、評価の際にルーブリックが出てくるようになります。クリックするだけでその評価を選ぶことができます。

課題にルーブリックが表示され、評価を選択できる
課題にルーブリックが表示され、評価を選択できる

 また、子どもたちは課題の詳細からルーブリックを確認することができます。

児童生徒側の画面にもルーブリックの内容が表示される
児童生徒側の画面にもルーブリックの内容が表示される

生成AIを活用してルーブリックを作る

なるほど。このようにしてルーブリックを作成することで、評価の基準が明確になり、迷うことも少なくなるということですね
一郎
その通り。そしてこのルーブリックは過去のものを使い回すこともできるし、スプレッドシートに出力して共有することもできるんだ。逆に、スプレッドシートに作ったものを読み込ませることもできるよ。例えば、生成AIを使ってルーブリックを作成した際には、スプレッドシートにその内容を入れてインポートすると便利だよ。簡単に作れるように、ルーブリックのスプレッドシートの例を共有するから、コピーを作成で使ってみてね
生成AIを使ったルーブリック作成ですか?
一郎
そう。例えば、Googleが提供している「Notebook LM」に、算数の学習指導要領や教科書会社の年間指導計画例、ルーブリックについて解説しているWebサイトのURLなどを提供して、ルーブリックの素案を作ってくれるように依頼するとする。そうすると、素案を提示してくれる
Notebook LMを利用して生成した、ルーブリックの素案の例
Notebook LMを利用して生成した、ルーブリックの素案の例
この内容じゃそのまま使えないですね
一郎
その通り。これをそのまま使うことは無理があるから、この後AIとさらに対話しながら深めたり、ダメ出しをしたりしながら完成形に近づけていくことが大切だよ。でも、ぼくたちは職業柄、赤ペンを入れることには長けているでしょ? AIが出した回答に赤ペンを入れて、望む形にしていく作業は、まさしく教材研究そのもの。その単元の学習で何を目指すのか、そのためにどう授業を構成するのかといったことを考えるのは教員の仕事だ。でも、その元となるものをAIに作ってもらうのは決して悪いことじゃないから、うまく付き合っていこう
なるほど。応用することでいろいろと負担軽減ができそうです
一郎
そうだね。生成AIの活用についてはまずは簡単な活用からスタートしてみよう。徐々に入力する命令文(プロンプト)を洗練させていったり、活用の幅を広げたりすることで、できることはとっても増えると思うよ。活用については文部科学省から出ているガイドライン[※]を見ると、具体的なイメージも湧いてくるから、確認することをお勧めするよ
そうですね。ガイドラインには「教職員自身が生成 AI の利活用を通じて新たな技術に慣れ親しみ、利便性や懸念点、賢い付き合い方を知っておくことは、児童生徒の学びをより高度化する観点からも重要である」という活用を進める文言も入っているのですね
一郎
そうなんだ。今回はルーブリック作成の文脈で紹介したけれども、ほかの場面でも紹介できるところがあったら紹介していくね
わかりました

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Googleカレンダーを活用して予定を共有しよう

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この記事の著者

鈴谷 大輔(スズヤ ダイスケ)

 公立小学校教諭。プログラミング教育の教員コミュニティ「Type_T」代表。みんなのコード プログラミング教育 養成塾(2019夏期集中コース)修了。プログラミング教育関連のイベント運営に複数携わる。放送大学「Scratchプログラミング指導法」ゲスト出演。Maker Faire Tokyo 201...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です


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