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滋賀大学、データサイエンス学部の入学前教育にAI教材「atama+」を導入

 atama plusは、同社が提供するAI教材「atama+(アタマプラス)」が滋賀大学データサイエンス学部の入学前教育に活用されることを、12月20日に発表した。対象は総合型選抜入試の2025年度入学生で、学部が指定する数学の単元を学習することで入学後の学びに不可欠な基礎学力の習得を目指す。

 昨今、「年内入試」と呼ばれる総合型選抜や学校推薦型選抜で入学する学生が増えており、2023年度入試では年内入試による入学生が全体の半数を超えている(文部科学省「令和5年度国公私立大学・短期大学入学者選抜実施状況の概要」より)。このような入試形式では合格から入学までに時間があることから、入学後の学びにスムーズに接続することをねらいとした「入学前教育」を取り入れる大学が増えている。入学後に専攻する学問分野を学ぶ上で必要な学力の習得に向けて、高校の既習範囲の復習や専門知識の予習が行われる。

 滋賀大学はデータから新たな価値を創造できる人材育成を目指し、2017年4月に全国で初めてのデータサイエンス学部を開設した。データサイエンスの学びに欠かせない、数学の基礎能力の涵養という背景から、2025年度入学者から入学前教育の実施を決定した。

 一人ひとりの理解度に合わせて個別最適なカリキュラムを作成するAI教材「atama+」は、入学後に必要とされる、基礎的な数学の知識獲得に最適な教材と評価され、この度の導入に至った。

 対象となるデータサイエンス学部の総合型選抜入試の2025年度入学生は、約3カ月にわたって学部が指定した数学の単元を「atama+」で自立的に学習する。理解度に応じてレコメンドされる講義動画や演習問題などに取り組むことで、学部の学びに必要な基礎学力の習得を目指す。

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https://edtechzine.jp/article/detail/11898 2024/12/23 13:30

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