フラットな視点で解説してもらえる企業・組織に依頼
──それぞれの回のテーマはどのように検討されたのですか?
前回のSmartHRさんの単発のセミナーが好評だったので、「お金」をテーマにしたセミナーは手厚くしようと、2回分企画しました。
また、本学では卒業後は営業職に就く学生が多いので、デジタルマーケティングはどの企業に行っても必要となる知識です。そして学生から「語学を使って仕事をしたい」という相談が多いことから、海外駐在のテーマも取り入れました。
──すべての回で、学外の企業・組織と連携して実施されているのですね。どのようなつながり、基準で企業・組織に依頼されたのでしょうか。
こちらからお声がけした企業については、フラットな視点で話していただけることを重視しました。特に第4回のお金全般にまつわる話は、特定企業の金融商品に偏った内容にならないよう、公的な機関である金融経済教育推進機構さんに依頼しました。第2回のいえらぶGROUPさんも、不動産事業自体ではなく、不動産企業に管理システムを提供する会社なので、公平性があると判断しました。
また、野澤組さんはキャリアセンターと企業の人事担当者との名刺交換会でお会いし、まだ駒澤大学から入社の実績がないので、ぜひ何かできればというお話から、セミナーに登壇いただくことになりました。
学内の企業説明会に招待する企業数は、かなり絞らなければならないという事情もあります。より多くの企業と接点を持つためには、こういったセミナーで企業と連携することが適切だと考えています。
──セミナーをきっかけにできた企業とのつながりは、今後も広がっていきそうですね。
そうですね。キャリアセンター主催の単発のセミナーだけでなく、定期的に実施する形式の講座へ拡大していくという話が進んでいます。来年度グラッドキューブさんが講師となり、デジタルマーケティングに特化した内容で、eラーニングを交えた講座を実施できるように現在調整中です。