Google Workspace for Educationとの連携で、授業の効率がアップ
──Chromebox OPS搭載のミライタッチは、学校のどんなシーンで活用できるでしょうか。
ChromeOSが搭載されたことによって、電子黒板自体が「大画面のChromebook」になりました。先生側の画面も子どもたちが普段使っている端末と同じ環境になり、いつもの操作で扱えるということが、まず一番大きいですね。
例えば、先生は自分のGoogleアカウントを使ってミライタッチにログインし、そのままGoogle Workspace for Educationの環境を使うことができます。自分で作った教材を「Googleドライブ」に保存していれば、そのまますぐ取り出して「Google Classroom」で共有できます。GooglePlayストアのアプリも使えるようになったので、教材の幅も広がります。
また、ミライタッチには本体の下部にカメラが付いており、実物投影機のように使うことが可能です。紙のプリントや書類を撮影した画像を「Googleレンズ」に読み込ませて画像検索ができるほか、テキストの文字起こしも簡単に実現します。さらにそのテキストをコピーして「Googleドキュメント」に貼り付けたり、翻訳して英語で表示したりするなど、これまで先生が時間をかけて行っていた作業が一瞬でできるようになります。また、編集したドキュメントを自分のGoogleドライブへシームレスに保存できるのもありがたいですね。


加えて、児童生徒の1人1台端末はスペックがそれほど高くないため、一部の重いアプリはスムーズに動作しないという問題がありました。その点、このミライタッチはスペックが高いので、「Google Earth」などもスムーズに動き、授業でもストレスなく活用できそうです。
授業以外での活用としては、電子黒板は大画面のデジタルサイネージでもあるので、「Googleカレンダー」で学校の行事予定などを表示してもよいですよね。