KEIアドバンスは、オンラインセミナー「第8回 KEIアドバンス大学経営セミナー」を、12月19日に開催する。同セミナーでは、大学改革によって昨今の国立大学が向き合う問題について紹介し、参加者とディスカッションを行う。参加費は無料。
KEIアドバンスでは2024年3月から「KEI大学経営セミナー」を開催し、大学経営における課題や最近の事例について紹介し、参加者と議論する場を提供してきた。今回は第8回として「国立大学法人化・大学改革」をテーマにセミナーを行う。
国立大学は、私立大学や公立大学と比較して恵まれた経営環境に置かれていると思われている。しかし、朝日新聞が行った全国82の国立大学を対象とするアンケート調査では、ほとんどの大学が厳しい財政状況にあることが判明した。2024年6月には国立大学協会会長から予算増額への「理解と協働」を訴える異例の声明が発表されたが、関係者以外にはこの現状があまり知られていない。
今回のセミナーでは、書籍『限界の国立大学』(朝日新書)をテーマに取り上げ、同書の著者である朝日新聞論説委員の増谷文生氏をゲストに招く。同書で浮き彫りにされた「日本の大学改革の功罪」と今後の展望について、昨年KEIアドバンスが実施した、全国の国公私立大学学長へのアンケート調査結果とも照らし合わせつつ、参加者の意見も伺いながら議論を進める。
開催日時は12月19日の15時~16時30分で、Zoomを通して行われる。参加対象は大学経営・教育・研究に関わる人、大学・高校教職員、教育関係者、高等教育全般・大学改革に興味のある人。参加には事前の申し込みが必要で、締め切りは12月19日の9時。
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