GMOメディアは、授業の理解度チェックや振り返りを簡単に行える、同社の小テスト作成ツール「コエテコStudy byGMO」において、科目「情報I」に関する大学入学共通テストの対策問題を、10月30日から提供開始した。
情報化社会の進展に伴い、プログラミングやデータ分析といった情報リテラシーの重要性がますます高まっている。これを受けて文部科学省は、2025年度から大学入学共通テストに新たに科目「情報I」を追加することを決定した。
科目「情報I」は受験生に情報技術の基礎知識やその活用能力を問うものであり、現代の社会やビジネスにおいて必須となるスキルを備えた人材を育成することを目的としている。しかし科目「情報I」は過去問が存在しないため、受験生や教育現場にとって対策が難しい現状がある。
「情報I」問題作成には、プログラミング教育の専門知識だけでなく、大学入学共通テスト特有の思考力を求める形式や多様な難易度の問題を、過去問を利用せずに作成する技術が求められている。高等学校の教員へのヒアリングにより、このような作問の対応に多くの時間と労力を要し、課題に感じている教員が多数いることがわかった。
そこで今回「コエテコStudy byGMO」では、効率的で実戦的な学習教材の需要に対して大学入学共通テストの科目「情報I」対策問題を追加することで、教育現場支援を目指すこととした。
「情報I」は「情報社会の問題解決/コミュニケーションと情報デザイン/コンピュータとプログラミング/情報通信ネットワークとデータの活用」の4つの分野から構成されている。今回は、事前の高等学校教員へのヒアリングでニーズの高かった「コンピュータとプログラミング」30問を追加した。これにより、受験生は大学入学共通テストに向けて「コエテコStudy byGMO」を使用して、実戦的かつ高度な問題に取り組むことが可能となる。
今回導入した対策問題のポイント
- 教員は、生成AIで作問された問題をデータベースから選んで生徒へ対策問題を出題可能
- 大学入学共通テスト特有の会話文をベースとした問題形式
- 生徒は、より実戦的な問題で受験対策が可能
- 生成AIを活用した作問技術で、短時間で精度の高い多数の問題提供が可能
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