アドビシステムズは、日本に所在する企業の人事担当者を対象にした「新卒採用で企業が重視するスキルについて」の調査結果を、7月13日に発表した。
「新卒採用で企業が重視するスキルについて」は、アドビシステムズが楽天リサーチに委託し、6月にインターネットによるアンケート調査として実施され、536名から回答を得ている。なお、調査対象者には、東証一部上場企業の人事担当者194名、過去に就職人気ランキングにランクインしたことのある企業(同調査では「就職人気企業」と表現)の人事担当者137名が含まれる。
人事担当者に対して、「新卒採用で重視するスキル」を尋ねたところ、特に就職人気企業では「クリエイティビティ/創造性」「プレゼンテーションスキル」「デジタルリテラシー」が、他のスキルと比較して、より求められていることがわかる。また、全体的には「課題解決方法の発想力/着想力」が、9割超の企業で重視されている。
「会社で必要とされるデジタルリテラシー」を尋ねた質問では、7割以上が「基本的なオフィスソフトが使えること」を求めている一方で、4割近くの学生のスキルが不足していると考えられていることが明らかになった。また、就職人気企業では簡単な「イラスト制作や加工」「印刷物の作成」「写真加工」「動画編集」といった、より高度なデジタルリテラシーが求められている。
企業が重視する「課題解決方法の発想力/着想力」「クリエイティビティ/創造性」「プレゼンテーションスキル」「デジタルリテラシー」といったスキルについて、学生が期待するレベルを満たしているかを尋ねたところ、「期待するレベルを十分に満たしている」と答えた人事担当者は、3~4割程度だった。
「自社の主力業務や社風において、創造的/クリエイティブであることは重視されているか」を尋ねた質問では、就職人気企業の9割以上、それ以外の企業の8割以上が、「重視されている」と回答している。
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