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GIGAスクール構想時代における学級担任のススメ

「Google Classroom」活用の第一歩! 連絡帳など日常的な利用や授業での情報共有

GIGAスクール構想時代における学級担任のススメ 第9回

Google Classroomを「連絡ツール」として確立させる

一郎
まずは、Classroomを連絡ツールとして確立させよう。何をするにも「まずはClassroomを見ればわかる!」と伝えておくと指示が減るよ
授業中は「Classroomを開いて!」とよく言いますが、それ以外の場合でもClassroomを開けばわかるというイメージでしょうか?
一郎
その通り。Classroomはその名の通り、あらゆる学習が行われる「教室」としての機能を持つものだから、まずはここから始めることを習慣化してしまおう

まずはGoogle Classroomを見ることを定着させる

一郎
Classroomを開いたとき、どんな情報があると毎朝見たいと思う?
そうですねぇ。連絡帳とか、今日や今後の予定とか……予定系が多いですかね
一郎
うんうん。そのあたりがClassroomにまとまっていると、毎朝開いて見たいと思うよね
とは言え、どうすればいいんでしょうか
一郎
やり方はいろいろあるけど、ひとつの事例を紹介するね

 今回は「連絡帳」としての活用事例をご紹介します。「予定」の記入については次回以降の記事で解説する予定です。

【解説】連絡帳のやり方あれこれ

 学校と家庭をつなぐ連絡ツールである連絡帳。学校のルールや、担任の考えなどもあると思いますが、保護者からすれば確実な情報がほしいと思うのも事実です。

 子どもが連絡帳に書くことで、自分の行動に責任を持たせたいという気持ちもあると思います。まずは、以下の方法から始めてみてはどうでしょうか。

  1. 「Googleスライド」で1日1ページ、連絡帳を作成する。
  2. 資料として掲載する。
  3. 子どもたちはGoogleスライドを開き、連絡帳を書く。
  4. 保護者は「この連絡帳の内容は合っているのか」と疑問に感じた場合、スライドを直接開く。
一郎
もっと簡単に、ストリームに書くだけというのも初歩としては有効だけど、来年度以降に「この時期にはこんな連絡帳を書いていたな」と見返したいこともあるだろうから、Googleスライドなどにひとまとめにしておくことが有効だよ
ただ、Googleスライドは横書きにしか対応していないですよね。どうしても縦書きじゃないと……という先生もいらっしゃいます。どうすればいいでしょうか?
一郎
そんなときは「Canva」を使うといいよ。Canvaでもスライドが作成できて、縦書きの文章やふりがなにも対応しているから、縦書きでないと困る場合はCanvaを使ってみよう。前多先生の記事で詳しく説明しているから、ぜひ読んで試してみてね
やってみます!
一郎
さらに一歩進んで、教員が「確認しました」のチェックをしたい場合は、ストリームに貼るのではなく「質問」として提示してみよう。回答を選択肢にして「見ました」だけを回答できるようにしておけば、誰が見たのかわかるようになるよ
連絡帳を画像として提示し、「見ました」を質問として出した例
連絡帳を画像として提示し、「見ました」を質問として出した例

保護者からの連絡はフォームで集めることも検討

一郎
保護者からの連絡を「Googleフォーム」などで集めることも検討すると、情報の伝達忘れがなくなるよ
欠席連絡はフォームに移行している学校も多いようですね
一郎
そうだね。その進化形として、連絡帳をオンライン化するのは価値がある取り組みだと思うよ。出し忘れるケースを防げるだけでなく、子どもにとってマイナスな内容の場合、それを察知した子どもが破ったり消しゴムで消してしまったりするケースも防げる
確かに、確実に伝達したい情報が子どもに任されているという状態は、情報を伝えるという本来の目的からすると、理想形とは言えない部分もあったと思います
一郎
そうだね。もちろん、子どもに責任を持ってもらいたいという願いもあるだろうけど、それは別の手段でも実現できそうであれば、ここは思い切って変えることを検討してもいいと思うよ
はい、そうしてみます
一郎
あと、保護者が使用するフォームは、メール配信などでURLを送っておくと便利だよ。パスワードを設定したい場合はセクションを分けて、最初には数字のパスワードを聞く1問目だけを設定し、回答の検証でパスワードが一致しない場合はエラーを出すように設定するといいよ
パスワードを「1234」にした例。「回答の検証」からパスワードが一致するか検証できます
パスワードを「1234」にした例。「回答の検証」からパスワードが一致するか検証できます

次のページ
授業中のGoogle Classroom活用

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この記事の著者

鈴谷 大輔(スズヤ ダイスケ)

 公立小学校教諭。プログラミング教育の教員コミュニティ「Type_T」代表。みんなのコード プログラミング教育 養成塾(2019夏期集中コース)修了。プログラミング教育関連のイベント運営に複数携わる。放送大学「Scratchプログラミング指導法」ゲスト出演。Maker Faire Tokyo 201...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です


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