LoiLoは、同社が教育現場でのWeb利用を安全かつ効果的に行うために開発したクラウド型AIフィルタリングサービス「ロイロWebフィルタ」をアップグレードしたことを、10月15日に発表した。
「ロイロWebフィルタ」は、授業中のWeb利用を安全かつ効果的に行うために開発された。「ロイロWebフィルタ」を使うとAIによりカテゴリが即時更新され、学習の妨げとなりうるWebページをブロックできる。「ロイロWebフィルタ」にはGPT-4o miniモデルを使用しており、Webページを高速・高精度で判定することが可能となった。
これによりYouTubeの個別ページの判定も実用化でき、教育現場でのWeb利用に求められる、より精緻なフィルタリングができるようになった。
「ロイロWebフィルタ」の具体的な変更点は以下の通り。
- GPT-4o miniモデルを利用したAIカテゴリ判定にアップグレードした。
- エンターテインメントを主目的にしているサイトなど、学習の妨げとなりうるWebページをより速くより正確に判定できるようになった。
- YouTubeの個別ページごとに判定できるようになった。
「ロイロWebフィルタ」の料金は、同社が提供している授業支援アプリ「ロイロノート・スクール」の利用料に含まれているため追加料金なしで利用できる。そのほか「ロイロWebフィルタ」の特徴は以下の通り。
GPT-4o miniモデルを使ったAIによる即時カテゴリ判定
学習の妨げとなりうるWebページを高速かつ高い精度で判定してブロックする。新しく作成されたWebサイトもAIにより即座に判定可能となる。
授業中、教員がアプリからWeb閲覧設定を変更可能
授業中、教員がその場で特定のWebページの閲覧設定を変更できる。過度なWeb閲覧制限を避け、学習時の円滑なWeb利用を実現する。
例えばYouTube閲覧の場合、YouTube全体を生徒閲覧禁止にしている場合でも教員が特定の動画だけ閲覧を許可することで、生徒は教員が許可した動画だけを閲覧できる。
夜間のWeb閲覧制限
夜間利用の時間設定を行える。夜間制限中であっても、ホワイトリストなどにより閲覧可能なサイトを設定できる。どのような通信回線でもフィルタが有効なため、端末を持ち帰って家庭学習をする場合でもフィルタリングが適応される。
Web利用に関するのログ取得
管理画面から「Web利用統計」「Web閲覧履歴」を確認できる。
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