COMPASSは、同社が開発・提供する学習eポータル+AI型教材「キュビナ」が島根県雲南市の全市立小中学校における指導の一環として正式採用され、2024年度から利用が開始されたことを8月29日に発表した。
雲南市では、「1.学校内外での「様々な教育活動」における活用の展開」「2.デジタル・シティズンシップ教育の更なる展開(授業実践)」「3.授業の質の向上、家庭学習の充実のための端末活用」の3点を掲げ、GIGAスクール構想を推進している。
その中心施策である「授業の質の向上、家庭学習の充実」のための一環として、2021年度から市内の小中学校で「キュビナ」が試験的に利用されていたが、この度、2024年度から全市立小中学校21校(小学1年生~中学3年生)の約2500人へ正式採用され、指導の一環として利用されることとなった。
全市立小中学校への導入に際しては「キュビナ」の授業と家庭学習とがシームレスにつながる点や、AIが児童生徒の取り組みを判定し、より一人ひとりに合った学習を構築できる点が評価されて全校採用に至った。また今後は、これまで以上に授業内で活用していくことや、長期休業中など家庭学習の充実を図ることにも期待が寄せられている。
「キュビナ」は、AIが児童生徒一人ひとりの習熟度に合わせて最適な問題を出題するAI型教材。2021年度には小学校・中学校の5教科対応版がリリースされ、2022年9月にはMEXCBTとの連携を行い学習eポータル+AI型教材「キュビナ」として学習eポータルのサービス提供を開始した。
さらに文部科学省検定済の主要教科書に準拠した問題を搭載した「キュビナ 教科書×AIコンテンツ」を、2023年11月以降続々とリリースしている。教科書と教材をシームレスに接続することで「子どもたちを中心としたシームレスなデジタル学習基盤」の構築を目指している。
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