北海道大学オープンエデュケーションセンター(OEC)は設立10周年を記念し、北大OECフォーラム2024「オープンエデュケーションセンターの10年と未来の学び」を9月12日に開催する。ハイブリッド形式で行われ、イベントの前半(基調講演・パネルディスカッション)は、オンラインで配信される。
OECは全学的な統制の下、オープン教育資源(OER)を活用した教育・学習支援を行うとともに、道内国立大学の教養教育連携実施事業とも連携し、OERに関する研究開発を推進する目的で、2014年に設置された。
同フォーラムでは、OECの10年間の活動を振り返ることで、OECが同学の教育改善、ひいては国内外におけるオープンエデュケーションの普及にどのように貢献してきたのかを、講演および展示を通じて紹介する。
また、国内におけるICT活用教育および教育イノベーションの先進的事例に関する基調講演として、早稲田大学の森田裕介教授と立命館大学の三宅雅人教授が登壇し、両校におけるICTを活用した先進的な教育改革の事例を紹介する。さらに、OEC関係者を交えたパネルディスカッションでは、基調講演で示された課題や展望をもとに、未来の高等教育や学習空間のあり方について議論する。
なお基調講演とシンポジウムに加えて、OECの教育改善に関わる業務と事例を紹介する展示会も開催される。展示会場に設けられたブースでは、教材設計や著作権処理、映像教材の開発等に携わる専門スタッフによる業務紹介のほか、映像収録スタジオの見学および相談会が実施される。
開催日時は9月12日の13時~17時30分(オンラインは16時まで)で、18時からは懇親会が北大マルシェにて行われる。参加費は無料だが、懇親会に参加するには会費として5000円が必要。対面会場は北海道大学 高等教育推進機構 S講義棟 S1・S5(札幌市北区)、オンライン参加の場合はZoomウェビナーで配信される。対象は、大学の教職員、学生、教育関係者など。申込締切は、対面会場での参加が9月5日の12時、オンライン参加は当日まで受け付けている。
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア