デジタルアーツは、Webセキュリティ製品「i-FILTER」および「-FILTER@Cloud」GIGAスクール版に、快適で安全な「調べ学習」の実施を目的とした各種機能を新たに搭載し、8月13日に提供を開始する。
今回の新機能追加は、端末を活用した「調べ学習」を積極的に推進していくための課題を解決すべく実施される。「調べ学習」を行うなかで、一部の教育委員会では授業中にアクセスしたいWebサイトがフィルタリングによりブロックされて見られない、授業を進行する現場の教職員はWebフィルタリングの管理権限がないため柔軟に授業に対応できないなどの課題を抱えていた。
そこで、児童生徒の「調べ学習」をより快適、より安全に活用できるようにするための機能を搭載する。具体的には、現場教職員が調べ学習用にフィルタリングルールを切り替えられる「授業用フィルター切り替え機能」、児童生徒が現場教職員へWebサイトの閲覧申請を行う「公開申請機能」の2つ。これらの機能は、新たに追加される「教職員用簡易管理画面」にて実行が可能になる。
「授業用フィルター切り替え機能」では、現場教職員が調べ学習用フィルタリングルールに切り替えることができる。調べ学習用フィルタリングルールは、デジタルアーツで用意している調べ学習用のルールプリセット(教育委員会で自由に変更・追加も可)を選択するだけの操作となる。その後、児童生徒側で招待コードの入力が完了すると調べ学習用フィルタリングルールが反映される。
「公開申請機能」では、児童生徒から受け付けたWebサイトの閲覧申請を、担当の教員が一時的に承認し、閲覧させられる。閲覧申請の対象とするサイトカテゴリの限定が可能なほか、申請の一括承認などにも対応する。シームレスかつ教職員の負担を最小限に抑えた運用が実現し、授業に合わせた閲覧設定ができるようになるので、フィルタリング製品の導入前に抱えがちな不安が解消する。
なお、8月29日15時~15時40分には、「i-FILTER」を紹介するセミナー「教育現場におけるフィルタリングのお悩み解決セミナー ~『i-FILTER』新機能のデモも初公開~」をオンラインで開催する。新機能の「授業別プリセット機能」や「公開申請機能」も、デモを交えて案内される。参加費は無料で、事前登録が必要。定員は300名の先着順となっている。
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