科学技術振興機構(JST)は、文部科学省と連携し、学校・教育機関などへの「アントレプレナーシップ推進大使」の派遣を開始することを、7月29日に発表した。同取り込みは、小中学生および高校生などへのアントレプレナーシップ教育を推進する機運を全国的に高めるべく行われる。
文部科学省では、アントレプレナーシップを「新たな価値を生み出していく精神」と捉え、自ら社会課題を見つけて課題解決にチャレンジし、他者と協働しつつ解決策を探求できる知識・能力・態度を身に付ける教育を、アントレプレナーシップ教育と位置付けている。
さまざまな課題に直面する現代社会において、若い世代からアントレプレナーシップを育む重要性が増すなか、「アントレプレナーシップ推進大使」を派遣し、子どもたちが起業経験者などと交流していく。これにより、児童生徒が起業やチャレンジを身近なものに感じ、積極的に行動することができるようになることを目指す。
支援対象は、小中高生などのうち「アントレプレナーシップ推進大使」よる講演や授業の実施を希望する全国の小中学校、高等学校など。申し込みは2025年2月28日(予定)までで、クラス・学年・学校単位で受け付ける。実施形式は対面またはオンラインで、所要時間は1コマ(40分~50分程度、2コマまで調整可)。実施校数は先着100校を予定しており、費用は無償(派遣にともなう大使への謝金・旅費は事務局が負担)。
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