ハイラブルは、同社の提供する「話し合い見える化サービス」が、6月に徳島県鳴門市内の小中学校および鳴門市教育委員会での導入が開始されたことを発表した。
鳴門市内の小中学校および鳴門市教育委員会では、市の予算を活用して「対面の話し合い見える化サービス Hylable Discussion(ハイラブルディスカッション)」と「Web会議の見える化サービス Hylable(ハイラブル)」を導入している。
今回の導入のきっかけは、鳴門市里浦小学校が「探究的な学び支援補助金2023」を活用して先行導入したことにある。同補助金では「Web会議の見える化サービス Hylable」を利用して、埼玉県戸田市立新曽小学校との交流授業も行った。先行導入によって児童のコミュニケーション力・表現力・メタ認知力を自己で調整できるようになったと評価されている。
「対面の話し合い見える化サービス Hylable Discussion」は、グループワークなど対面の話し合いを「たまご型レコーダー」でグループごとに録音して、発話量・やり取りなどの情報を自動的にグラフで見える化するクラウドサービス。複数グループが同時に話し合いを行っている騒がしい環境でも、「誰が」「いつ」話したかを聞き分けて見える化できる。
「Web会議の見える化サービス Hylable」は、専用のWeb会議システムを使用して参加者の発話量やその変化、やり取りの量などをグラフでリアルタイムに見える化する。Web会議の画面上で見える化されるので、その場での行動変容を可能にする。また、すべてのルームの様子を外からグラフで一覧でき、教員はデータに基づいて、適切なタイミングで話し合いに介入できるようになる。
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