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デジタルハリウッド、高等学校情報科「情報Ⅱ」「情報Ⅰ」対応の学習パッケージを展開

 デジタルハリウッドは、高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール)に特化した、高等学校情報科「情報Ⅱ」「情報Ⅰ」対応の学習パッケージを5月から展開したことを、5月30日に発表した。

 2023年度に新設された高等学校情報科の選択科目「情報Ⅱ」は、必修科目である「情報Ⅰ」を基礎として、さらに高度なITスキルを学ぶ発展科目。おもな内容には、データサイエンス、情報システムの設計・運用、プログラミング、デジタルコンテンツ制作などが含まれ、現代社会で必要とされる情報技術の知識を身につけることを目指している。

 「情報」必修化の背景には、情報技術の重要性が増していることや、年々需要が増しているDX人材育成の必要性がある。これにより高等学校から高度な情報教育が必須とされ、「情報Ⅱ」のカリキュラムが導入された。しかし現状の課題として、教育現場の対応の遅れ、指導体制やICT設備が整っていないことが挙げられる。教員の専門性向上も必要とされており、迅速な対応が求められている。

 そこで同社はこの度、学習指導要領解説編の「例示」(情報Ⅱ)(情報Ⅰ)に対応した、Pythonプログラミングなどによる課題解決力の基礎の育成パッケージを開発した。デジタルハリウッド大学や社会人向けスクールなどさまざまな業態の学校を運営する同社で開発、活用、メンテナンスを行っている。

学習パッケージの概要

 同パッケージでは、おもにPythonプログラミングを取り上げている。制御構造とデータ構造、基本アルゴリズムの基礎を学び、プログラミング思考を身につけるとともにデータ処理のためのツールとして、統計処理、テキストマイニングの入門的なプログラムも扱う。

 これらを通して、問題の発見・解決に向けて情報システムや多様なデータを適切かつ効果的に活用する力やコンテンツを創造する力を養成する。また、大学入学共通テスト「情報Ⅰ」(特に第3問)への準備にもなる。

 同パッケージの学習内容は以下の通り。

  • デジタルハリウッドとの教育連携している旨の広報的活用、生徒募集活動への応用
  • データ分析のためのPython講座の動画教材(動画の時間:90分/回×15回=約22時間)
  • 演習課題、解説、必要素材一式
  • デジタルハリウッド大学/大学院などの専門人材の派遣 ex.出張授業(オプション・追加費用)
  • 他分野の動画教材 ex.Webサイト制作、グラフィックデザイン、動画制作など(オプション・追加費用)

 費用は1校につき132万円(年度)。1校あたりの受講生徒数の上限はなく、全学年での利用が可能。なお、教職員には無償で提供されるため、研修目的に利用できる。

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https://edtechzine.jp/article/detail/11071 2024/05/30 14:30

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