マイナビは、同社の運営する高校生の進路選択に関する調査研究・情報発信専門サイト「マイナビ進学総合研究所」が、2024年3月に卒業した高校生を対象に実施した「2024年 高校生の進路意識と進路選択に関する調査」の結果を、5月8日に発表した。同調査は、3月25日~31日の期間に行われ、3195名から有効回答を得ている。
調査対象者に、志望校選びで「重視するポイント」を尋ねたところ(複数回答)、「学べる内容」(52.3%)が2023年実施の調査に引き続いてもっとも多く、「取れる資格」(42.8%)、「学部名・学科名」(35.1%)がそれに続いた。「取れる資格」は、2023年実施の調査と比較して6.9ポイント増となり、2021年の調査開始以来はじめて「学部名・学科名」を上回っている。
受験校選びの際の不安や悩みを尋ねた質問(複数回答)では、「将来やりたいと思う仕事が見つけられるか」(37.7%)が最多となった。
入学する直前の不安や悩みについては(複数回答)、受験校選びの際と同様に「将来やりたいと思う仕事が見つけられるか」(40.3%)がもっとも多く、「友だちができるか」(23.1%)が受験校選びの際よりも9.0ポイント増えている。
高校在学中に、特に力を入れたと思う進路に関する行動について尋ねたところ(複数回答)、「学校Webサイトを調べた」(44.9%)が最多となり、「親・保護者や兄弟/姉妹とよく相談した」(42.8%)、「オープンキャンパスに参加した」(38.9%)がそれに続いた。進路選択の満足度が高い学生(100点満点中80点以上)と低い学生(100点満点中59点以下)の回答を比較すると、「自分の学びたいことを考えた・調べた」の割合に13.9ポイントの差が生じている。
高校在学中に、特に力を入れたと思う活動全般について尋ねた質問(複数回答)では、「日頃の授業やテスト」「受験対策」「部活動・サークル活動」が上位を占めた。進路選択の満足度が高い学生と低い学生との差を比較すると、「受験対策」にてもっとも差が開いており(11.9ポイント差)、「探究活動」(5.4ポイント差)が続いている。
- 関連リンク
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア