ユーフォリアは、東京都教育委員会が指定する「Sport-Science Promotion Club」の競技力向上に向けた「コンディションアプリの活用業務委託」の委託先として同社のデータプラットフォーム「ONE TAP SPORTS」が採用され、サポートをスタートしたことを、4月25日に発表した。
東京都では「東京都教育委員会 運動部活動の在り方に関する方針」にのっとり、科学的トレーニングの積極的な導入などによって短時間で効果が得られるような合理的かつ効率的・効果的な活動を推進するため、都立高校の運動部活動56部に対して「Sport-Science Promotion Club」を指定し、一層の競技力向上のためのさまざまな施策を行っている。
その施策のひとつとして、生徒が自身の健康状態を可視化して競技力向上や体力向上に対する意識の向上を図るとともに、トレーニングの効率化、運動やスポーツの効果の「見える化」およびケガの防止を図り、短時間で効果が得られる合理的な活動を行うためのテクノロジー活用がある。2024年度より、各運動部活動のデータプラットフォームとして「ONE TAP SPORTS」が採用された。
同事業は、生徒やチームの情報を一元管理し、生徒の体力や競技力の向上に向けた効率的・効果的な活動や教員の部活動指導にかかる業務負担の軽減を推進することを目的としている。対象者は「Sport-Science Promotion Club」指定部活動56部で、期間は2024年4月から2025年3月。
同事業でのサポート内容は以下の通り。
1.ONE TAP SPORTSを活用したコンディション管理
疲労度や睡眠時間、身体の痛み、フィジカル測定の結果、トレーニング内容など、各部活動がカスタマイズした入力項目を生徒が日々入力し見える化することで、トレーニングの効率化や試合に向けたピーキング、ケガの予防による競技力向上をサポートする。
2.指導者と生徒のコミュニケーションの効率化・見える化
生徒が入力したデータをもとに生徒と顧問の間でコミュニケーションを実施できるようにすることで、コミュニケーションの効率化や見える化、日々の活動内容を振り返りやすくする。
3.データ分析やサポート
「ONE TAP SPORTS」に蓄積されたデータを定期的に集計・分析し、具体的なトレーニング設計やコンディションの調整、試合に向けたピーキングなどのサポートを行う。
「ONE TAP SPORTS」は、コンディション機能・インジュリー機能などで構成されているデータプラットフォーム。試合や練習を通じて得られる行動データに加えて、食事メニューやケガの状態などを組み合わせて分析することにより、トレーナー・コーチ・監督などの指導者が選手へ適切な指導やアドバイスを行うことを可能にする。
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア