日本エイサーは、文部科学省主導の「GIGAスクール構想第2期」における学習者用コンピュータ最低スペック基準に準拠する、コンバーチブルタイプのノートパソコン「Acer Chromebook Spin 511」シリーズと「TravelMate Spin B3」シリーズを発売する。
「Acer Chromebook Spin 511」シリーズは、数秒で起動し、セキュリティ対策など常に最新の状態が維持される安全性の高いChromeOSを搭載している。データは常にクラウドに保存されるので、情報共有が容易となっている。一方「TravelMate Spin B3」シリーズは、セキュリティの高さと充実した機能を兼ね備えた、Windows 11 Pro Educationを採用する。
いずれの機種・モデルも、マルチタッチに対応し、360°回転する11.6インチ液晶ディスプレイを搭載。画面の共有やタブレット端末のような利用といった、教育現場におけるさまざまなシーンに対応している。また、インカメラとアウトカメラを搭載し、タブレットモード時でもディスプレイで内容を確認しつつ撮影が可能で、インカメラにはプライバシー保護に配慮したスライドカバーを備える。さらに、高機能なUSI方式のスタイラスタッチペンを標準搭載したモデルも用意し、描いたアイディアをデータ化して共有したり、撮影した写真に書き込んだりといった使い方もできる。
本体は、学校での使用環境を考慮して、アメリカ国防総省の定める規格「MIL-STD 810H」に準拠した耐衝撃、防じんなど厳しいテストをクリアする堅牢性を実現している。衝撃を吸収するバンパーラバーを採用するとともに、本体内のコーナー部分の強度を向上したことで、高さ122cmの高さからの落下にも耐える。また、USBポートには金属プレートを追加するとともに、シャーシにねじ止めすることによってポート補強を行った。
キーボードは、最大330mlの水滴に耐えられる防滴構造を採用し、排水システムの導入で本体内部のキーコンポーネントを濡らすことなく、液体の排出が可能になっている。キーボードのキーキャップは固定式なので、キーボードからキーを引き抜くことはできない。
液晶ディスプレイは、Corning製の耐久性に優れ抗菌仕様の「Gorilla Glass」を採用したほか、ベゼル部分でパネルを支えるパーツを幅広にすることで、パネルの破損防止機能をさらに強化した。電気の事故やその他の潜在的な危険から児童生徒を守るべく、アメリカの玩具安全基準ASTMおよびUL/IEC 60950-1に準拠している。
CPUにインテルCeleron N4500またはインテルN100、メモリ4GB、32GBのeMMCを搭載し、インターフェースはPD(Power Delivery)対応のUSB 3.2 Type-Cポートや、USB 3.2 Type-A、ヘッドセット/スピーカー端子などを備える。また、Wi-Fi 6Eに対応し、最大14時間のバッテリ駆動を実現するなど、GIGA第2期スペック基準に準拠している。
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