学習情報研究センターは、「令和6年度 第40回 学習デジタル教材コンクール」の作品を募集している。応募期限は5月7日まで。
「学習デジタル教材コンクール」は、デジタル機器の活用と教育の情報化の進展に貢献することを目的として実施される。優秀な作品には文部科学大臣賞をはじめ、さまざまな賞を授与するとともに、それらの作品を広く教育関係者に紹介して、相互利用されるように情報提供する。
募集対象は、教員など(大学生を含む)が作成したデジタル教材・アプリ(ソフトウェアや教材などを創意工夫によってパッケージ化されたものを含む)、教員など(大学生を含む)による既存のデジタル教材・アプリなどを活用した授業事実践例。教員の指導のもと、児童生徒が学習活動の一環として作成したデジタルの成果物も対象となる。なお、今回から学習デジタル教材の活用環境の進展を踏まえて、対象作品、審査のポイントを見直している。
具体的な募集対象の例は以下の通り。
- 文字や画像、朗読(音声)、動画などのデジタル教材
- 個別最適な学びや協働的な学びを支援するアプリ
- 静止画、動画、アニメーション、拡大提示用素材などを集積した素材集
- デジタル教材・アプリなど(デジタル教科書・教材、1人1台端末、クラウドベースのアプリ、プログラミング)を活用した授業実践事例
- プログラミングの授業を通じて児童生徒が作成した成果物
審査のポイントは以下の通り。
- 小さな教材・素材であっても児童生徒が関心を示し、他の教員の活用や作成へのアイディアやヒントとなるか(教材・素材の魅力)
- その作品を授業で使うことにより、または既存の教材を用いて授業を行うことにより、学習を効果的に進めることができるか(教材および授業の学習効果)
- 開発者の創意・工夫が折り込まれているか(教材開発における創意工夫と成果)
- 新しい技術を積極的に取り入れようとしているか(新技術の適用)
- 授業実践事例の場合は、具体的な指導案や授業の様子がわかる資料(画像資料など)が準備され、どのような授業であったのかが理解できるか(授業の具体性)
応募資格は、団体の場合、学校、教育委員会、教育センター、その他教育機関、研究グループなど、または教員の指導のもとにある児童生徒。個人の場合は、学校の教員、教育委員会、教育センターの教育関係専門職、その他教育経験者など(大学生を含む)。
応募にあたっては、デジタル教材本体(CDやDVDなどに収容したもの。ツール型ソフトならサンプルデータも含む)、応募シート(応募要項ページからダウンロードしたもの)、実践事例紹介や内容補足説明などの参考資料を送付する必要がある。
入賞作品の発表は、学習情報研究センターのWebサイトにて6月中旬頃に行われるほか、『学習情報研究』誌の9月号、学習情報研究センターのメールマガジンにて行われ、授賞式は8月19日に「未来の学習コンテンツEXPO 2024(ミラコン2024)」内にて実施される。
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