リクルートは、同社が提供するオンライン学習サービス「スタディサプリ」において、4月から科目「情報I」の新たなコンテンツの提供を開始することを、4月1日に発表した。
2022年度に開始した高等学校の新学習指導要領では、情報Iが共通必履修科目として新設された。また、2025年1月の大学入学共通テストから情報Iの出題がスタートし、多くの国公立大学の入学者選抜において、受験が必須となる見込みとなっている。
今回「スタディサプリ」では、高校講座で昨年から提供している「ベーシックレベル情報I」に加え、さらなる学びをサポートする「共通テスト対策講座 情報I」「高1・高2・高3 情報I<プログラミング編>」「ベーシックレベル情報I 単元テスト」の提供を開始する。
これらの新講座を活用することで、基礎固めだけでなく、共通テストに向けた学習や情報Iにおいて弱点となりやすいプログラミング分野の学習も行える。
学校での利用では「ベーシックレベル情報I」と、今回提供開始する「ベーシックレベル情報I 単元テスト」を組み合わせて活用することで、教員は生徒のつまずきを可視化し、個々の生徒に合った課題をよりスムーズに配信することが可能となる。なお「ベーシックレベル情報I 単元テスト」は、「スタディサプリ」を導入している高校向けの提供となる。
各講座、テストの詳細は以下の通り。
「共通テスト対策講座 情報I」
大学入試センターが公開している共通テスト試作問題の解説を通して、共通テストへの理解を深められる講座。試作問題の解法のほか、予想される問題への取り組み方や勉強の指針についても解説を行っているため、共通テストに向けた学習計画を立てるサポートとして利用できる。
- 1講あたり30~60分程度。全5講。
- 共通テスト試作問題「情報I」の全問題を動画で解説。
「高1・高2・高3 情報I<プログラミング編>」
プログラミングの典型的なパターンを学べる講座。テーマごとに初級・中級・上級の3レベルに分類し、短尺の動画で解説を行う。授業の伴走から共通テスト対策まで対応している。
- プログラミングの典型的な48テーマを扱う。
- テーマごとに1分~最大7分程度の講義動画で解説。
「ベーシックレベル情報I 単元テスト」
単元ごとに内容の理解度を測り、つまずき克服につなげられるテスト。学校向け「スタディサプリ」専用のコンテンツとなっており、教員は管理画面から適切なタイミングで生徒にテストの配信を行える。またテスト結果に応じて、間違えた問題に対応する講義動画を生徒ごとに個別配信することで、生徒は苦手な内容について基本概念から振り返られる。
- 単元ごとに10~20分程度のテストが全9本。
- 間違えた問題に対応する講義動画(ベーシックレベル情報I)のフォローアップ配信が可能。
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