エデュプレイは、グループワークに特化した新サービス「eラーニンググループワークパック」を、3月7日にSaaSとして提供開始することを発表した。
「eラーニンググループワークパック」は、240か国以上で3億2000万人以上が利用する同社のオープンソースeラーニングシステムに基づくサービス。グループワーク後のピア評価をオンラインで実施可能にすることで、自己評価の変化や長期的なフィードバックも容易に収集できるようになっている。また、評価者の匿名性を保持することによって、オープンで公平なフィードバック環境を提供する。
本サービスで重要となるピア評価(ピアレビュー)は、グループワークで行う学習者(参加者)同士の相互評価技法で、教員などが行うフィードバックと異なり、学習者がお互いに評価を行う。そのため、フィードバックをもらうタイミングが早くなるとともに、グループ内の複数名からフィードバックがもらえる。自身ではわからなかった自分の強みや弱みを、他者からのフィードバックを通じて気づけるようになっており、エデュプレイが開発したシステムでは誰がどのコメントをしたか、点数を付けたかがわからない仕様となっている。
「eラーニンググループワークパック」の適応分野は大学、高校などの教育機関、企業の社内研修、インターンシップ、官公庁主催のワークショップなどで、以下の内容で構成される。
- オープンソースLMS
- ピア評価プラグイン「ピアラクダ2」または「ピアラクダ3」
- 自己評価プラグイン「ヒョウカン」
- 小テスト作成ツール「KimootonWEB版」5ライセンス
- Zoomレクチャー1回(60分)
なお、対面でのレクチャー実施には別途費用が発生する。また、レクチャーは管理者に対して行われる。最低使用月数は6か月となっている。
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