教員間の情報共有
教育委員会からの通知や各部署からの連絡、また学校行事のスケジュールなど、学校ではさまざまな情報が日々飛び交っています。こうした情報を学校としてどのように管理していますか?
「Google Workspace for Education」(以下、Google Workspace)には、情報共有やコミュニケーションのためのさまざまなツールが用意されています。
スピーディでリアルタイムなやり取りができる一方、時間の経過とともに情報が流れてしまったり、目的の情報にたどり着けなかったりと、デジタルに不慣れな先生ほどその弊害を感じているのも事実です。
そこで今回は、あらゆる情報を集約・整理して、1カ所に固定しておける Google サイトを使って、ICTが苦手な先生でも簡単に情報にアクセスできる教員用ポータルサイトを作成してみましょう。教員ポータルは必要な情報、またツールへとつながる「ハブ」としても活躍します。
Google サイトの3つの特徴
Google サイトは、誰でも簡単にドラッグ&ドロップでWebサイトを作成することができるツールです。使い勝手のよさから、学校現場のさまざまな場面で活用されています。まずは Google サイトの3つの特徴についてお伝えします。
(1)さまざまなデータを集めて「見える化」
画像やPDFファイル、Webページのリンクが挿入できるだけでなく、Google Workspace のさまざまなツールと連携し、情報の「見える化」を実現できます。
(2)目的に応じたアクセス制限
「Google ドキュメント」などの共有と同様に「閲覧権限」を設定して公開範囲を限定できます。教員専用のサイトや子どもたちまで閲覧できるサイト、また保護者が閲覧可能なサイトなど、目的に応じた公開範囲の設定が可能です。
(3)シンプルな管理・運用
Webサイトの管理は大変なイメージがありますがご安心ください! Webサイトに関する専門知識は必要なく、ほかの Google ツールと同様にシンプルかつ直感的な操作で管理・運用できます。
さまざまな情報を集約できる Google サイトは、学校外部への情報発信とも相性のよいツールです。将来的には「開かれた学校」を実現するために、保護者や地域の方への情報発信の場としての活用を視野に入れるとよいでしょう。