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EdTechZineオンラインセミナーは、ICTで変わりつつある教育のさまざまな課題や動向にフォーカスし、最新情報をお届けしているWebメディア「EdTechZine(エドテックジン)」が主催する読者向けイベントです。現場の最前線で活躍されているゲストの方をお招きし、日々の教育実践のヒントとなるような内容を、講演とディスカッションを通してお伝えしていきます。

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ICTのプロが解説! 本当に使える「先生のための」ICT教育のすすめ方

開かれた学校を実現する第一歩!「Google サイト」で情報を一元化

ICTのプロが解説! 本当に使える「先生のための」ICT教育のすすめ方 ~年度末に行う 環境整備編~ 第20回

 本連載では、Google 認定パートナーである株式会社ストリートスマートが、これまで全国の自治体や学校に対しICT教育の推進を支援させていただく中で培った、知見やノウハウをお届けします。第20回は「Google サイト」を活用して、学校内の情報を一元化する方法をお伝えします。学校外部への情報発信に有効な Google サイトですが、今回は活用の第一歩として、まずは校内で教員ポータルサイトとして活用する方法をご紹介します。年度末の今、ポータルサイトを整備しておくことで、何かと慌ただしい新年度の始まりも好スタートを切れること間違いなし。情報をわかりやすく整理することで、ICTの苦手な先生を巻き込み「チーム学校」の強化につながります。

教員間の情報共有

 教育委員会からの通知や各部署からの連絡、また学校行事のスケジュールなど、学校ではさまざまな情報が日々飛び交っています。こうした情報を学校としてどのように管理していますか?

 「Google Workspace for Education」(以下、Google Workspace)には、情報共有やコミュニケーションのためのさまざまなツールが用意されています。

 スピーディでリアルタイムなやり取りができる一方、時間の経過とともに情報が流れてしまったり、目的の情報にたどり着けなかったりと、デジタルに不慣れな先生ほどその弊害を感じているのも事実です。

情報共有のプラットフォームとして活用されている Google ツール
情報共有のプラットフォームとして活用されている Google ツール

 そこで今回は、あらゆる情報を集約・整理して、1カ所に固定しておける Google サイトを使って、ICTが苦手な先生でも簡単に情報にアクセスできる教員用ポータルサイトを作成してみましょう。教員ポータルは必要な情報、またツールへとつながる「ハブ」としても活躍します。

Google サイトの3つの特徴

 Google サイトは、誰でも簡単にドラッグ&ドロップでWebサイトを作成することができるツールです。使い勝手のよさから、学校現場のさまざまな場面で活用されています。まずは Google サイトの3つの特徴についてお伝えします。

Google サイトの3つの特徴
Google サイトの3つの特徴

(1)さまざまなデータを集めて「見える化」

 画像やPDFファイル、Webページのリンクが挿入できるだけでなく、Google Workspace のさまざまなツールと連携し、情報の「見える化」を実現できます。

(2)目的に応じたアクセス制限

 「Google ドキュメント」などの共有と同様に「閲覧権限」を設定して公開範囲を限定できます。教員専用のサイトや子どもたちまで閲覧できるサイト、また保護者が閲覧可能なサイトなど、目的に応じた公開範囲の設定が可能です。

(3)シンプルな管理・運用

 Webサイトの管理は大変なイメージがありますがご安心ください! Webサイトに関する専門知識は必要なく、ほかの Google ツールと同様にシンプルかつ直感的な操作で管理・運用できます。

 さまざまな情報を集約できる Google サイトは、学校外部への情報発信とも相性のよいツールです。将来的には「開かれた学校」を実現するために、保護者や地域の方への情報発信の場としての活用を視野に入れるとよいでしょう。

次のページ
Google サイトで校内の情報を一元化

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この記事の著者

株式会社ストリートスマート(カブシキガイシャ ストリートスマート)

 「テクノロジーと『人』をつなげる」をミッションに、企業のDX推進や教育機関のICT化をサポートしています。2014年に Google トレーニングパートナーに認定され、現在は Education 分野と、Work Transformation(働き方変革)分野の2つの Specialization...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です


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