キヤノンITソリューションズは、教育機関向けソリューション「in Campusシリーズ」の公立小中学校向け新サービス「in Campus School IS」の提供を、2月29日に開始する。
キヤノンITソリューションズは「働き方改革」「業務の効率化」への対応が急務となっている学校および教職員の課題を解決し、「個別最適な学び」と「協働的な学び」の充実に貢献するために、公立の小中学校で多く採用されている「Google Workspace for Education」と連携可能な「in Campus School IS」の提供を開始する。
「in Campus School IS」は教職員の日々の業務を効率化・高度化する SaaS サブスクリプション型のサービス。学校のICT活用を促進する10種類以上のDXモジュールからなり、契約後も常に最新のDXモジュールが利用できる。開発は2022年12月に資本業務提携契約を締結したチエルが担い、キヤノンITソリューションズが独占販売権を保有する。
「in Campus School IS」の利用により以下が期待できる。
- 教職員:DXモジュールの活用により、日々の業務(計画・出欠・授業・報告)の作業工数を削減できる。
- 保護者:学校での活動状況の確認や出欠・遅刻・早退連絡を専用のアプリケーションから簡単に行える。
- 教育委員会:学校横断で統一されたフォーマットによる情報が閲覧でき、情報・内容の統一化が図れる。
「in Campus School IS」のおもな5つのモジュール・機能は以下の通り。
1.見取り管理モジュール
児童生徒ごとにQRコードを配した専用の用紙に、学校生活における日々の様子を記入してスキャンし、データ化および一元管理するモジュール。これまで教員ごとに閉じられていた情報をデータ化して蓄積するため、教職員間で情報を共有できる。オプションとして複合機からの連続スキャンも可能(2024年5月以降、専用のアプリケーションで対応予定)。
2.施設・備品管理モジュール
学校が保有する施設(教室など)および備品を管理することを目的としたモジュール。学校の施設・備品を登録する機能を提供するとともに、Google カレンダーと連携することで施設・備品の選択が柔軟に行える。
3.出欠・遅刻・早退連絡モジュール
保護者から児童生徒の出欠・遅刻・早退などの各種連絡を受け付け、連絡情報をとりまとめることを目的としたモジュール。専用のGoogle スプレッドシート(出欠連絡共有シート)を使用して、学校で受け付けた出欠連絡などを記録・確認できる。またGoogle フォームと連携することで、出欠連絡を受け付けられるフォームの作成と、受け付けた連絡内容を共有のシート上で確認できる。
4.保護者連携モジュール
保護者は連携するアプリケーションを使うことにより、児童生徒の欠席連絡(欠席・遅刻・早退)が可能となる。さらに、学校から配信されたお知らせをリアルタイムで確認できる。
5.ダッシュボード機能
学校単位や学年・クラス単位での表示に加え、児童生徒ごとにフォーカスした欠席・遅刻・早退、見取りなど、学校生活で得られる数多くの情報を「ダッシュボード」に集約し可視化することで、教職員間での情報共有や「個別最適な学び」を重視した情報の可視化を実現できる。
「in Campus School IS」の価格は、児童生徒が1ライセンス55円/月、教職員が1ライセンス165円/月。
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