立正大学は、PKSHA Workplaceが提供するAI対話エンジン「PKSHA Chatbot」について、受験生向け入試情報サイト上での運用開始を1月24日に発表した。
同大学では、コロナ禍で増加したメールでの問い合わせに対応すべく、2022年度からGoogleフォームによる受け付けを導入。一方で問い合わせに対する即時性に課題があることから、受験生へよりスムーズに適切な情報を提供する方法を検討していた。
そこで、デジタルネイティブ世代である受験生が活用しやすいチャット形式のコミュニケーションツールによって、受験生が優良な接触機会体験を重ねて大学に対する認知や理解を促す。さらに受験生の志願・入学意欲を高めることを目指して「PKSHA Chatbot」の導入が決定し、今回の受験生向け入試情報サイト上での運用開始に至っている。
「PKSHA Chatbot」の導入にあたっては、Googleフォームで蓄積した約1年分の問い合わせ内容と回答内容を精査し、カテゴリー別に整理する作業を実施。受験生や保護者等がどのような情報を求めているのか、大学側はどのような情報を提供することが適切かを想定し、問い合わせに対して網羅的に回答できるようFAQを設定した。
今後は、実際の対応状況を随時確認しつつ、内容の見直しを重ねることによって回答の精度をさらに上げていく。また、受験生世代におけるコミュニケーション形態の変化にともない、入試関連の問い合わせにかかる1件あたりの時間も増加していることから、受験生対応に適切なコミュニケーションツールを導入して問い合わせ対応業務を整理する。情報を蓄積することで経験知として活用し、業務の効率化を図る。
さらに、「PKSHA Chatbot」で取得・蓄積したデータから受験生のニーズ動向を把握し、問い合わせ対応の向上だけではなく入試情報サイトやパンフレット、入試要項といった入試広報媒体、高校訪問・相談会、オープンキャンパスなどの学生募集活動の課題発見や改善を目指す。
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