ベネッセコーポレーションは、経済産業省による「未来の教室」実証事業(生成AIを用いた教育サービスの検証)において、「生成AIを活用したテスト問題たたき台自動作成・採点」を提案し、参画が決定したことを12月1日に発表した。
同実証では、「生成AIを活用したテスト問題たたき台自動作成・採点」に取り組み、学校現場の業務負担を大幅に削減することで、教員が児童生徒の成長にフォーカスできる環境づくりに貢献する。さらに、単元の途中で小テストや単元末テストを積極的に取り入れたいものの、作成する負担が大きく高頻度の実施が難しい、または採点から返却までに時間がかかっているという状況の改善を目指す。
具体的には、学習内容、授業教材、指導計画に基づいて、テスト目的や要件に沿ったテスト設問と解答の素案を自動生成するシステムを開発する。教員は、素案をベースに必要に応じて微修正を施すだけでテストの実施が可能となる。生成された設問や解答が適切であるか、情報の真偽を教員がファクトチェックするプロセスが適用される。
実施期間は11月~2024年2月、実施場所は首都圏の小学校を予定している。
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