ソフトバンクロボティクスは、次世代のリーダー育成を目的とした教育機関向け学習サービス「Pepper for Education」に、中学生・高校生向けの「生成AIリテラシー教材」を12月7日に追加した。新規および既存の「Pepper for Education」を契約している教育機関へ、無料提供される。
「生成AIリテラシー教材」は、メディアアーティストの落合陽一氏や、プロンプトアーティストとしてプロンプトなどのAI技術に関する情報を発信しているハヤシシュンスケ氏といった、生成AIの分野で活躍している有識者の監修・協力のもと、子どもたちのAIリテラシー向上を目的に開発された。
生徒は、生成AIの特徴やリスクなど基礎的なことを学べるほか、ChatGPTが搭載されたPepperのプログラミングツール「Robo Blocks(ロボブロックス)」を使って、自分たちのプログラミングにChatGPTの機能を組み込み、社会課題の解決に挑戦する。身の周りに実在する社会課題に取り組むことで、生徒たちは社会でどう生成AIを活用するかを実践的に学べる。
生成AIの利用にあたっての基礎的な知識を身につける「理解編」は所要時間15分、「Robo Blocks」を使って実践的に生成AIの仕組みと活用方法を学ぶ「実践編」は授業数2〜3コマとなる。
授業用スライド、ワークシート、指導者用マニュアルといった、授業に必要なツールがすべてセットになっているので、指導者の負担が大幅に軽減される。さらに、人型ロボット「Pepper」を使用して社会課題の解決について考えることで、座学だけでは得られない本質的な学びの取得が可能になる。クイズなども交えて授業を進行するため、子どもたちの知的好奇心を刺激する内容となっている。
同教材は、「Pepper for Education」を契約している既存または新規の教育機関に無料で提供され、受講対象者は13歳以上となっている。なお、「実践編」の「Robo Blocks」上でChatGPTを利用する場合、OpenAI社の規定により、12月7日時点で18歳未満の利用者は保護者の同意が必要。
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