国際エデュテイメント協会は、小学生から中学生を対象とした情報活用能力を診断できるツール「ジョーカツ」の実証を、大阪府守口市、長野県喬木村、宮城県登米市、茨城県那珂市、大阪府泉南市、北海道札幌市の6地域にて開始することを、12月6日に発表した。
参加自治体は以下の通り。
- 大阪府守口市教育委員会(守口市立さくら小学校、守口市立樟風中学校)
- 長野県喬木村教育委員会(喬木村立第一小学校、喬木村立第二小学校、喬木村中学校)
- 宮城県登米市教育委員会(登米市立加賀野小学校)
参加校は以下の通り。
- 大阪府泉南市立西信達中学校
- 茨城県那珂市立木崎小学校
- 北海道札幌市発寒東小学校
同実証は、11月~2024年3月末の期間で、1自治体あたり1000名までを対象に実施される。小学5年生~中学3年生に対して「ジョーカツ」無償版を使用し、2度の診断テスト、「ジョーカツ」での診断結果をもとにした定量データ分析レポーティングを行う。
そのほか、希望する学校に対しては、診断結果に基づいたICT活用研修の企画・実施(1回分)、全国学力状況調査 質問紙でのICT活用に関する活用度合いの変化効果測定も実施される。
今後は、今回の実証を踏まえて情報活用能力の各項目を強化しつつ、2024年度は本格的に「ジョーカツ」を全国展開していく。また、機能の拡充や教員向けサービスなどの検討も本格化し、全国の自治体と連携しつつ、児童生徒の情報活用能力育成に向けた取り組みを促進する。
「ジョーカツ」は、小学生から中学生までの教育課程において、パソコンやタブレット端末、インターネット活用を軸とした情報活用能力を診断できる。診断は、文部科学省が提示する情報活用能力体系表例に基づいており、情報活用能力における3つの大枠(基本操作、問題解決・探究スキル、情報モラル・セキュリティ)で構成されている。全28問の質問に回答すると、回答内容に応じて診断結果およびキャラクターが表示される。
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