アデコは、人財派遣およびアウトソーシング事業の「Adecco」ブランドが展開する、若年層向けライフビジョン発見プログラム「IKIGAI Compass」が、埼玉大学の単位認定授業に採用されたことを、11月7日に発表した。
「IKIGAI Compass」は、アクティブラーニングとキャリアコンサルティングメソッドを掛け合わせて開発されたライフビジョン発見プログラムであり、若者がビジョンを明確にして自分らしく充実した人生を送れるようサポートする。
今回、「IKIGAI Compass」が導入された講座は、埼玉大学 工学部における2023年度後期授業のひとつとして開設されている「課題解決型演習III」。キャリアコンサルタントの資格を有するアデコ Academy事業部の今井陽子氏が教授を務める。
「課題解決型演習III」は、埼玉大学 工学部の教育目標のひとつである「技術者・研究者として、主体的に行動する能力、多様な人々と協働する能力を有する人材を育成する」に密接に関わる授業科目。幅広い専門分野を学習する動機やその専門分野を、今後どのように自分自身の能力として発展させ、社会に貢献していくのかを考えることを目的としている。
講座では、イギリス出身の実業家であるMark Winn氏によって提唱された「IKIGAI=生きがい」のフレームワークを活用して、対話型で自己理解を深めていく。学生が自身の「好きなこと」や「得意なこと」と「社会が求めていること」の重なりを広げつつ、大学で得られる専門知識と社会課題のつながりを学ぶことを通じて、自身の価値観を再発見するとともに科学技術者・研究者として自身が目指す姿を明確化できるように促す。
また「正解のない問い」の教材を使ったグループワークによって、多角的な視点や主体性、コミュニケーション力といった先行きが不透明で変化の激しい時代に求められる「非認知スキル」を鍛えていく。
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