世界標準の入試システム「TAO」、東京大学グローバル教育センターへのサービス提供を開始

　TAOは、世界標準モデルの入試システム「TAO（The Admissions Office）」を、東京大学グローバル教育センターにサービス提供することを10月30日に発表した。同センターへの提供は、海外学生向けの学位取得を目的としない、短期プログラムでの利用を対象としている。

　「TAO」は、多言語に対応しており、志願者が1つのフォームで複数の⼤学に出願可能な、グローバル対応の入試システム。高機能なフォーム作成機能によって、どのような募集書類でも大学管理者自身がすべてをデジタル化できる。また、わかりやすいUI／UXでどの国の志願者にとっても出願しやすく、大学が世界中の志願者を募集しやすい。

　「TAO」の導入によって、以下のようなメリットが得られる。

• シンプルでわかりやすいUI／UXによる志願者の出願しやすさの向上
• 国内学生・外国人留学生受け入れの効率化による入試業務の負荷軽減
• フォーム作成機能による開発費・保守費の大幅削減

　今回の、東京大学グローバル教育センターへのサービス提供は、海外学生を対象としたプログラム「UTokyo Global Unit Courses」における、募集業務の効率化を支援すべく行われる。

　そのほか、2023年10月時点で同社が「TAO」を提供しているのは、大学・大学院では、桜美林大学 、関西外国語大学、関西学院大学、京都外国語大学、京都先端科学大学、慶應義塾大学、静岡大学、芝浦工業大学、総合研究大学院大学、筑波大学、東京音楽大学、東京大学、東北大学、法政大学、立命館大学、早稲田大学。専門学校では九州テクノカレッジになる。

　今後は、各大学と連携しながら、フォームの共通化や利便性を高める機能の開発などを推進し、アジアの大学のための入試コンソーシアムを形成していく。