NTTコミュニケーションズは、同社の運営するクラウド型教育プラットフォーム「まなびポケット」において、さまざまな教育データを統合的に可視化する「ダッシュボード」の提供を、12月末を目途に開始する。
「ダッシュボード」では、教育委員会、学校の教育データを一元的に可視化でき、提供開始時点では教育委員会、学校管理者向けに「まなびポケット」上に蓄積されたデータを可視化する「状況把握画面」の提供を予定している。
「状況把握画面」にて可視化されるデータは以下の通り。
- 欠席超過率
- 学習コンテンツのアクセス状況
- 「まなびポケット」へのログイン状況
- MEXCBT配信状況
- ScTN質問紙実施状況
いずれも、自治体・学校・有識者との連携によって考え抜かれた可視化画面であり、あらかじめ用意されたテンプレートを利用することで、直ちに利用を始められる。
さらに、これらのデータは画面上で「カード」として表示され、教育委員会により各カードの追加・削除や拡大・縮小といったカスタマイズが可能となっている。
今後は、「状況把握画面」に児童生徒のメンタルヘルスの悪化やSOSを早期に把握するための「心の健康観察」、保健室情報などの生活に関する情報や単元テストのつまずきや家庭学習状況、協働学習実施状況、授業満足度といった学習に関する情報の追加を予定する。あわせて、「状況把握画面」に蓄積されたデータをもとに学校・学級の状態を分析する「原因究明画面」の提供も予定している。
12月20日15時〜16時30分には、「ダッシュボード」の提供開始に先駆けて、同機能の導入を検討している教育委員会や学校関係者を対象にしたウェビナーを開催する。同ウェビナーでは、文部科学省が示す次世代の校務DXのポイントをおさえつつ、担当者が備えるべきことを解説するとともに、国の方針を見据えつつ「まなびポケット」にて提供される「ダッシュボード」の初期機能と今後の展望について詳しく紹介していく。参加費は無料だが、12月19日午前中までの申し込みが必要。
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