アイロボットジャパンは、プログラミングロボット「Root」100台を東京都世田谷区に寄贈することを、9月22日に発表した。寄贈にともない、9月14日には世田谷区立下北沢小学校において寄贈式が行われ、米アイロボットのCEOであるコリン・アングル氏から保坂世田谷区長に「Root」が手渡されている。
米アイロボットは、コリン・アングル氏が旗振り役となり、2009年からSTEMプログラムを社内に導入している。日本では、2018年からボランティア社員によって、「ルンバ」の実機を使ったプログラミング教室を開催してきた。
今回、世田谷区に寄贈されることとなった「Root」は、アイロボットが長年取り組んできたSTEM教育への情熱を形にしたプログラミングロボット。無料でダウンロード可能な専用アプリを使ってプログラミングを行うことで、走る、光る、描く、音を奏でることができ、子どものワクワク感を刺激するとともに、自由な発想を創出する。世田谷区に寄贈された「Root」は、下北沢小学校を中心に、その他の希望する学校にて活用される予定となっている。
寄贈式が行われた後は、会場となった下北沢小学校にて小学2年生向けの「STEMプログラミング出張授業」が行われた。同授業では、特別講師としてコリン・アングル氏がサプライズ登場し、ロボットやプログラミングの仕組みについて解説。続いて、実践パートとして「Root」や「ルンバ」をモチーフとしたプログラミングロボット「Create 3」を使って、子どもたちにいくつかの課題にチャレンジしてもらった。授業終了後は、「ルンバエンジニア」としての修了カードが、子どもたちに贈られている。
- 関連リンク
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア